〜12座あるマイナー12名山の最難峰。城塞ピークに挑む〜
マイナー12名山

7日間の日程ですが実質は5日間の登山日程で挑みます。
うち中4日間で登頂を果たす予定ですが、坪切岳と障子岳の区間の稜線の状況および天候によりアドバンスBCに2泊しますので、５日間を費やす場合があります。

2日目、林道から無名尾根に取り付き尾根上の平坦地でキャンプ。
3日目、アドバンスBC予定地まで踏み跡すらない尾根を登ります。
4日目、アドバンスBCから登頂を目指します。キャンプから障子岳山頂までは急峻な岩場の登下降があります。ヤブが薄い状態であれば、その日のうちにキャンプに戻れますが、ルート工作に1日を費やす場合があります。まさにヒマラヤ登山の極地法(ポーラメソッド）と同じです。
稜線キャンプ予定地は西側に降りれば水を得られるポイントもあります。

5日目、予定通り行程が進行した場合は、この日下山となります。
6日目、雨の多い屋久島です。稜線の状況、天候次第で予備日としています。
7日目、5日目ないし6日目に下山した翌日となります。宿泊先で自由解散となります。

●集合：屋久島空港近く指定の宿　夕刻
●解散：屋久島ホテル　自由解散
●宿泊形態：ホテル、テント
●現地費用：宿泊、乗車代など約30,000円
●その他：障子岳は圏谷と岩壁に囲まれた容易に登頂できない山です
屋久島の11月は1年で最も天候が安定する月です
11月中旬の標高1500ｍ付近の気温は最低15度、最高25度
入下山のタクシー運賃負担として5000円を集合時にお預かりします

[スケジュール]
❶屋久島空港から徒歩圏内のホテルに夕刻6時頃集合
❷＝【タクシー】＝宮之浦川林道ゲート…【林道約11ｋｍ】…林道キャンプ予定地（歩6時間）
❸】…稜線…坪切岳のコル(＝アドバンスベースキャンプ）（歩8時間）
❹…坪切岳…1422mピーク…1441mピーク…障子岳前衛ピーク…障子岳(往復)…坪切岳のコル（歩10時間）
❺…【林道】…ゲート＝【タクシー】＝ホテル（歩5時間30分）
❻（予備日）
❼ホテルにて自自由解散

＊【ご注意】事前に帰路の便を予約されましても、搭乗便の変更が生じる場合があり、取消料が発生する場合があります。

《《　障子岳の登山について（補足）　》》

原始性を色濃く残す屋久島の障子岳は、標高からは想像もできないほど登頂が困難な山です。
この山には当然ながら登山道はなく、谷は一般的な沢登りではなくハードなクライミングテクニックを要する圏谷。残された登頂ラインは尾根を辿るしかない山なのです。
その尾根も深い森の下には岩場が点在し、深い藪に覆われた区間がある「まるで城塞」のような山。
幸い雨が多い屋久島ですので、キャンプ時の取水は意外にも簡単なのが救いです。

おおよその登頂ルートは確定しています。ただし、要する時間は不透明であるため、キャンプ予定地以外でのキャンプ、予定外の行動など現地状況に応じてスケジュールや行程は刻々変わるヒマラヤ登山のような登山プランとなります。