一昨日の焼岳ツアーから中一日。
天気はうって変わって、春とは思えない暖かさでした。
空は春らしい霞の空が広がり、穏やかな一日。
あとから調べたら原因は黄砂だったようです。
集合場所、時間は1回目と変わらず、松本駅2階改札口前に14時15分。
お城口(東口)、アルプス口(西口)ともに30分無料の駐車場があり、15台ほど駐車できます。
今回も「ペンション・しるふれい」にお世話になります。
2回目なので少しペンションの紹介。
「ペンション・しるふれい」はリチャード・アダムズ著
「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」と言う児童文学からきているそうです。
各部屋の名前も物語の中のうさぎ語に由来すると言うことでした。
宿泊の時は是非とも「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」を談話室で探して読んでください。
登山当日は1回目より出発を1時間、遅らせ朝食は5時頃、頂きました。
ペンション出発は朝の6時。
朝食のパンの数は4つですが、多い方は事前に言えば減らしてくれます。
お客様は皆さん2、3個に減らしてました。
ペンション備え付けの冷蔵庫に入れておいて下山して、入浴後に食べるのも良いかもしれません。
中の湯温泉旅館を6時40分に出発。
つづら折りの林道をショートカットして、登っていくのですが朝一の体にはなかなかの急斜面。
ゆっくりと登って15分ぐらいすると1回目のレポートで紹介した、雪に埋まった
焼岳登山の看板があります。展望もよく平らなのでレイヤリング調整。
この先はしばらくトラバース道なので呼吸を整えて進んで行きます。
トラバース道は一昨日の雨と、昨日の好天の影響もあり一気に雪の崩れてる所もあります。足場に注意しましょう。
一昨日のトレースをなるべくなら使っていきたいと考えていたのですが、
毎日、変わる雪融けの状況に笹と笹の間に繋がった微妙な雪の踏み跡を繋いで行きます。
7時50分。中の湯温泉旅館から約1時間10分。急斜面と緩斜面の繰り返し。
雪道なので林内を自由に散策するように登っていきます。これが雪山登山の楽しさの一つです!
08時25分。中の湯温泉旅館から約1時間45分。
霞沢岳、六百山方面の展望の良い場所で一息いれます。
9時15分。中の湯温泉旅館を出発してから約2時間35分、リンドウ平に着きました。
青空が広がっており、暖かいと言うより、暑いくらいで風が吹くと気持ちよく感じられました。
お客様が1名、この先の急登が心配と言うことで、リンドウ平でお待ち頂く事となりました。天気が良いだけに残念です。
リンドウ平から歩くこと30分。かすかに山頂からの硫黄の香りがしました。
急斜面に陽射しを遮る木々もなく、雪の照り返しも強い。
ゆっくりとしたペースで歩いても顔や背中が徐々に汗ばんできます。
急斜面を登りきって焼岳南峰、南東尾根に上がると、反対斜面を越えてきた突然の風に曝されました。
止まっていると、汗ばんだ体を冷やし寒く感じますが急斜面を登っていると、オバーヒート寸前の体を風が心地よく吹き抜けていき気持ち良かったです。
10時50分。リンドウ平から約1時間40分。焼岳南峰、標高2455.5mに到着しました!
登っていると時は青空だったのに、山頂に着くと乗鞍岳から笠ヶ岳、槍ヶ岳方面まで霞がかかり始めました。
風も少し強くなり始めたので早々に下山開始。
下山は雪も緩み急斜面で滑落の恐れもあったので、2人をロープで繋いで確保しながら降りていきます。
雪がダンゴ(アイゼンに雪の塊ができること)になる程ではなかったですが、
たまにアイゼンの効きが悪く感じるときもあり下山時も気を引き締めて下っていきます。
12時00分。約1時間でリンドウ平まで戻って来ました。
お待ち頂いたお客様も無事に合流して、今度は、全員で下山開始!
日の当たるリンドウ平と日影の林内では少し雪質が違い林内の方が少しだけ雪がしまっているので歩きやすい気がします。
登りの反省点を生かしてアイゼンが効きやすく、雪付きの良い斜面を選びながら下っていきます。
13時30分。リンドウ平から約1間時30分。
中の湯温泉旅館までもう少し。焼岳登山口の看板と林道の平で最後の休憩。
ここも意外と展望がよくて右手前から六百山、奥の連なった山々が明神岳、前穂高岳、奥穂高岳です。
13時40分。中の湯温泉旅館に到着です。
休憩から僅か10分、あっという間でした!
最後の休憩は中の湯温泉旅館までの急斜面で滑落すると林道やフェンス、立ち木にぶつかり、
大怪我の可能性もあるので気を引き締め直す意味合いも込めてと言うことで。
14時15分。ペンション・しるふれいに戻ってきて下山後のお風呂を頂きました。
日帰り入浴料は400円ですが前日、宿泊してるので入浴料は250円です。
お風呂を出てペンションを出発したのが15時。松本駅での解散は16時ぐらいでした。
天候に恵まれて楽しいツアーとなりました。次回もパワーゾーンのツアーにご参加下さい!よろしくお願いいたします!