2日間に渡り山梨百名山を4座縦走してきました。
単体で登っても面白いですが、
山と山を繋ぐ稜線が歩きが縦走の魅力的だと個人的には思います!
登山初日は大月駅に9時40分に集合でしたが
お客様が少し早めに集合してくれていたので9時20分頃、大月駅を出発。
先ずはタクシーで大峠まで向かいます。
大月駅からは約40分ほどの道のりです。歩き始めは10時10分頃でした。
標高1,550mから歩き始めて約1時間程かけて
山頂の雁ヶ腹摺山を目指します。
山頂への道のりは、さすが山梨百名山に選定されるだけあって
とても歩きやすく整備されていました。
ピンクテープも張られていて山頂へ向かう道は一本道!
上に向かうに連れて大きな岩が沢山出てきたように思います。
この岩ボルダーで登ったら楽しそうですね(^o^)
雁ヶ腹摺山へ向かう最後の登り。
ここだけ急に森が開けててスゴく気持ち良かったです!
11時14分。標高1,874m雁ヶ腹摺山山頂に到着です。
天気は曇りで500円札の富士山は見れませんでしたが
今ツアー1つ目の山梨百名山です。
下山は往路を辿って45分ぐらいで大峠へ。
今度は黒岳に向かって登って行きます。
黒岳へは非常に緩な尾根を登っていきます。大峠からの標高差は426m。
コースタイムだと1時間20分ぐらいですが、
休憩も交えつつゆっくり登ります。
昨今の台風の影響による倒木も所どことにあり、
針葉樹林なのに明るく不思議な感じがしました。
緩な尾根を登りきり、分岐を左に進むと
直ぐに標高1,987m黒岳山頂です。山頂到着時間は13時50分頃でした。
黒岳山頂の一等三角点は珍しい矢羽の付いた十字でした。
矢羽の付いている理由は不明です。
黒岳の次は分岐まで一旦、戻りいよいよ北に向かって縦走かいしです。
牛奥ノ雁ヶ腹摺山へ行く途中、標高1,940mの川胡桃沢ノ頭へ。
ここも開けてて晴れた日は展望が良さそう。
牛奥ノ雁ヶ腹摺山への登り。後ろはさっきまでいた川胡桃沢ノ頭。
15時。標高1,990m。牛奥ノ雁ヶ腹摺山山頂。
日本一長い名前の山だそうです。
ここまで来てようやく、今日の行程の半分って感じです(;゜0゜)=3
牛奥ノ雁ヶ腹摺山からは
緩な登り下りを交えて次のピークに向かいます。
15時50分。標高2,014m。今ツアー2つ目の山梨百名山。
小金沢山(雨沢ノ頭)到着です。ちなみに初日の最高標高点です。
小金沢の先は少し道が険しくなります。
木の根や倒木、岩と岩の段差や隙間に注意しながら進んでいきます。
小金沢山からの登り下りの樹林帯を抜けたら、ササ原の登りが続きます。
16時55分。標高1,957m。天狗棚到着。
この看板より少し手前の方が展望があり、休憩するのには良いかも!
登り返して、標高1,990m熊沢山へ。
熊沢山は尾根づたいを歩いてみたのですが
ピークに看板や標識がありませんでした。
熊沢山を下る道は以前は藪だらけで、進むのに苦労したそうです。
今は道標やピンクテープ、踏み跡もあって
整備されており、分かりやすい登山道でした。
そして、いくつもの頂、峠を越えて、
ようやく!ようやく!17時40分。標高1,897m。大菩薩峠に到着です。
介山荘は大菩薩峠の道標の目の前。目的地到着に一安心です。(^-^)
到着後直ぐに夕食です。
本来は17時30分から夕食ですが、到着が遅れたために18時15分からに。
長い距離歩いた分この日のカレーはひときわ美味しく感じました。
夕食後はお客様も疲れはてていたため即就寝。
一晩ゆっくり寝て明日の山行に備えます。
2日目は朝食の前に朝日を浴びにちょっと外に\(^-^)/
4時30分頃の日の出は霧で見えませんでしたが
5時30分には霧も晴れて、富士山もこの日ははっきりと見えました!
この後は空に少し靄がかかり始めたので
朝一で眠い目を擦りながらでも、外に出ておいて正解でした!
5時45分からの朝食を食べて、トイレなどの準備を終えたら
介山荘を6時20分頃に出発。
お客様のテキパキとしたスピード感にこちらが助けられました。
ありがとうございます。
出発して直ぐに岩場の登りが待っています。
また、朝早く体も寝ぼけ眼っと言った感じなので
ここはゆっくり慎重に進んでいきました。
一度、下って賽の河原へ。
ここは避難小屋にもなりそうなくらい、立派な休憩小屋がありました。
緩に登り返して標高2,000m地点。2,000年に設置された道標。
山と高原の地図だと神部岩と名前があるけど、
2,000mの道標以外は見当たらず。。
ここからの景色がツアー中一番でした。
大菩薩湖も見え、目の前には富士山。
これを見るためだけに介山荘に泊まって、ここに来る価値あり!
といった感じがします!
雷岩。ここも展望がいいです。
この先は樹林帯になってしまうので富士山や南アルプスは見納め。
しっかりと目に焼き付けておきましょう!
雷岩からは樹林帯を少し登ります。
雨の日は地面がぬかるむので所どころ木が敷かれています。
7時11分。標高2,057m
今ツアー3つ目の山梨百名山。大菩薩嶺に到着です。
展望はあまりないけど、
ここに来るまでに景色を十分楽しめたので達成感はありました!
大菩薩嶺から丸川峠はほぼ下り。
登山道上は石垣の組まれたところもあり歩きやすいです。
丸川峠までは約1時間15分ぐらいで到着です。
丸川峠には丸川荘と言う通年営業の山小屋がありますが
ご主人のいない場合もあるので
宿泊の際は必ず予約して伺うようにしましょう。
丸川峠から先も踏み跡や遊歩道が
あるので安心して静かな山登りを楽しめます。
大菩薩嶺からガラリと山の雰囲気が代わり
この辺りは巣箱が沢山、設置されていました。
野鳥観察をする人も訪れたりするのかなぁ。
大きな板状の岩が敷かれたように歩道を成していました。
天然のアスファルト道路みたいで歩きやすい!
六本木峠(標高1,610m)から横手山峠(標高1,560m)は
標高差もあまりなく若干、下り気味のほぼ水平と言った感じです。
道標も道が分岐する度に出てくるので迷うことはないと思います。
横手山峠から先は、斜面をトラバースしながら緩に登っていきます。
11時25分。標高1,710m。黒川山に到着です。
先ほどの分岐からはほんの2、3分で着きますます。
黒川山の三角点を後にしたら、
分岐まで一度戻り、鶏冠山へ向かいます。
コースタイムでは片道10分とありますが
岩場も出てくるのでゆっくり向かいます。
11時50分。標高1,700m。
今ツアー4つ目の山梨百名山。鶏冠山に到着です!
鶏冠山(けいかんざん)は
西沢渓谷の鶏冠山(とさかやま)とは、違う山梨百名山です。
こちらの鶏冠山(けいかんざん)は黒川山と合わせて
黒川鶏冠山(くろかわけいかんざん)と呼ばれることもあります。
六本木峠までは来た道を辿って戻っていきます。
ここまで長い距離を歩いてるので緩な道でもゆっくり歩いていきます。
六本木峠から柳沢峠までは緩な下り。
柳沢峠周辺の遊歩道も整備されていてとてもに歩きやすいです。
遊歩道の途中にはシカ避けのネットも張ってあります。
このネットは通れるようになってます。
シカは角や足が絡まり通りづらいように、ネットにしてあるんですね。
14時ちょうど、柳沢峠に到着。
下山とほぼ同時にタクシーも来てくれて
待ちぼうけすることなく大菩薩の湯へ向かいます。
柳沢峠にはトイレや峠の茶屋もあり
タクシーやバスの待ち時間がある場合は
ここでゆっくり待つのも良いかもしれませんね!
大菩薩の湯には14時10分ぐらいに到着。
15時03分に塩山駅行きのバスが来るので
それまで温泉に入って過ごすことにしました。
大菩薩の湯から塩山駅まではバスで25分ぐらい。
塩山駅での解散は15時30分頃となりました。
2日間天気に恵まれた気持ちの良い
大菩薩連嶺の縦走となりました。
今回もツアーご参加いただきありがとうございました!