2022/3/13 ガイド:竹林
あまりにも悲しい出来事があったため、レポートを公開できずにいました。
約一か月経過し、ようやく冷静に振り返る事が出来るようになったためアップ致します。
初日は八ヶ岳の玄関口、美濃戸口にある八ヶ岳山荘で集合です。
山荘のボリュームたっぷりのサムギョプサルに舌鼓を打ち、生ハムとワインを堪能したのち翌日の登山に向けて体調を整えます。
翌朝は五時に宿を出発。
車で10分ほど移動して舟山十字路の登山口に到着。ここから登山スタートです。
林道を40分ほど歩いてるうち明るくなってきました。
ここが南稜への取りつき。
林道から立場川を横断すると急斜面にぶつかります。
ここでアイゼンを装着し、150メートル程の急斜面を登ります。
急斜面を登りきると顕著な尾根上に出ます。
まずは先に見える立場山を目指します。
立場山までは特に危険なところや迷いやすい所はありません。
快適に、楽しく歩けます。
8:09 順調に立場山に到着。
一般登山道ではないバリエーションルートの阿弥陀岳南稜ですが、人気のルートで登山客はバリエーションルートと呼ぶには多くいます。
立場山までは樹林帯ですが、そこを過ぎると要所要所で展望が開けます。
こちらは目指す阿弥陀岳。
山頂は…
ガスの中のようです
キャンプ地にされることが多い青ナギです。
この日もテントがありました。
青ナギから無名峰までは急登です。
やがて樹林帯を抜けるとその名の通り看板も標識もない無名峰のピークです。
無名峰を越えてからがいよいよ岩稜帯のバリエーションルートらしくなってきます。
雪がチラチラし始めました。
阿弥陀岳南稜の核心部はこちらP3のルンぜです。
山頂に着いた時には真っ白のガスの中でした。
阿弥陀岳の標識が雪で埋まってしまっています。
下山する御小屋尾根が見渡せます。
下は晴れているのですがね…
無事舟山十字路に戻りました。
5:18 舟山十字路出発
5:55 南稜取付き
8:09 立場山
8:49 青ナギ
9:45 無名峰
12:25 阿弥陀岳山頂
13:22 展望台
14:35 御小屋山
15:55 舟山十字路
でした。
そして…
ツアーが終了し自宅に帰った後、水谷代表が亡くなったとの一報を受けました。
あまりにも突然の出来事に頭が呆然としておりましたが、次第に悲しみがこみあげてきました。
その後しばらくはこの日の出来事を冷静に振り返る事が出来ないでいましたが、今は前代表が必死になって築き上げてきた
このパワーゾーンという会社が継続し、さらなる発展を目指してゆくことが故人に対する供養になり、恩返しになると受け
止めております。
ご参加下さったゲストの方々、ありがとうございました。
またお会いできる事を楽しみにしております!