2022/4/3 北アルプスの200名山。
ガイドの竹林です。
今回は残雪の霞沢岳を案内して来ました。
初日は松本駅で集合の後、沢渡にあるペンションへ移動。
翌朝に備えます。
翌朝5時、予約しておいた二台のタクシーに分乗し釜トンネル入り口まで移動します。
釜トンネルを25分ほどかけて抜け、次の上高地トンネルの左脇から林道に入り産谷沢沿いに登山を開始します。
この日は午後から天気が下り坂の予報です。
早めの下山を目指します。
6:05 二股。ここで産谷沢を離れ、無名尾根までの急斜面の沢を突き上げます。
この沢はデブリだらけです。
恐ろしい…
周囲から目が離せません。
雪崩のリスクから逃れるため、途中から小尾根に入ります。
7:06 急斜面を登り切り、無名尾根に乗りました。
無名尾根は大変分かりやすい尾根です。
マーキングやトレースなのは一切ありませんが、地形を見失う事はほぼ考えられません。
一部藪が露出している所もありましたが、基本的には残雪で繋がります。
初めは穏やかですが、気が付くと段々急斜面になって来ます。
8:42 2254ピーク。
ここから一旦小ギャップを越え、再び急登に挑みます。
森林限界を迎える手前辺りから一層傾斜が増してきます。
ここからはピッケルに持ち替え、しっかりとバランスをとって登って行きます。
急斜面を登り切り、西尾根と合流するころにはガスガスになってしまいました。
展望はまったく期待できませんが、山頂を目の前にゲストの方も上機嫌♪
10:40 山頂到着。
後半くじけそうになりそうな時もゲストの方々どうしで励まし合いながら、協力し合いながらの登頂でした。
楽しみにしていた穂高連峰の絶景は残念ながら拝めませんでしたが、それでも登頂できた満足感でいっぱいです。
下山時は
12:20 2254ピーク。
13:35 無名尾根からの下降点。
14:43 梓川沿いの堰堤。
15:05 釜トンネルを抜け、15:30に予約したタクシーには十分に余裕を持って乗り込めました。
下山時は終始小雪が舞っていました。
釜トンネルに入る前までは雪でしたが、出て時には雨でした。
ちょうど釜トンネルの標高差のところが雪と雨の境目であったようでした。
今回ご参加下さったゲストの方々、ありがとうございました。
またお会いできる事を楽しみにしております!