2022/3/27 恒例の残雪期しか登れないシリーズの一つ。奥美濃の野伏ヶ岳。
ガイドの竹林です。今回は私のホームグランドでもある奥美濃の野伏ヶ岳を案内して来ました。
このツアーは初日9:30に名古屋駅に集合し岐阜県郡上市の白鳥まで移動し、そのまま毘沙門岳という「ぎふ百山」の山を登り、翌日に野伏ヶ岳を登るというプログラムなのですが、今回は初日は悪天候により登山は中止。
宿のチェックイン時間まで白鳥の道の駅で過ごしていたのですが、流石に15時までは間が持たず…。13時半に石徹白(いとしろ)の民宿に到着。宿に無理を聞いてもらい早めにチェックインさせてもらいました。
そして翌朝、6時の朝食を終え宿から5分ほどの白山中居(ちゅうきょ)神社の駐車場へ移動。登山の準備を済ませ7時に登山を開始します。
始めは林道を歩くのですが、スタートから多くの雪に覆われています。
今年は本当に積雪の多い年でした。3月に入ってから平年よりも高温の日が続いていますが、それでもまだまだ多くの雪が残っています。
小一時間ほど林道を歩いた後急斜面を登り牧場跡地に向けてショートカットをします。
牧場跡手前から目指すダイレクト尾根へと続く小高い丘を上がります。
前日の雨はかなりの降り方でした。
雪がズブズブになっているか懸念しておりましたが、意外にしっかりしていました。この場所でアイゼンを装着しダイレクト尾根の急斜面に備えます。
ダイレクト尾根に取り付く手前はとても穏やかで気持ちの良いブナの樹林帯です。
ゲストの方々も気持ちよさそうです。
ダイレクト尾根の取りつきです。
始めは緩やかに、そして次第に傾斜を増してきます。
樹林帯を抜けるといよいよダイレクト尾根の核心の急斜面に取り付きます。
ダイレクト尾根は標高差520mを一気に登ります。
この日は山頂に近づくにつれ段々と風が強くなりました。
暖かくなってきたとはいってもそこはやはり山。まだまだ風は冷たいです。
山頂直下で一部藪の露出部あり。
この藪がむき出しであったと思うと…。
やはりこの山は残雪期に来るべき山ですね。
山頂まではもう目と鼻の先!
なのですが、登っても登っても先がまだまだ続く💦
到着しました!
標識も看板も三角点もありませんが、紛れもなくここが野伏ヶ岳の山頂です。
山頂では強風に晒せれ寒くて長居できませんでした。
早々に下山開始。
下山は往路を戻ります。
7:00 登山開始
8:40 牧場跡
9:31 ダイレクト尾根取付
11:02 野伏ヶ岳山頂
14:26 下山完了
山頂付近では冷たい風に晒され少し大変でしたが、全体的にはとても穏やかで気持ちの良い登山となりました。
ご参加下さったゲストの方々、ありがとうございました。
またお会いできる事を楽しみにしております!