1日目

登山初日の集合は富山駅の新幹線改札に、午前10時45分集合。1時間ほど移動して国立立山青少年自然の家、近くの来拝山の登山口へ。初日、1座目から雨でしたが皆さん登山口での雨支度は手早く、ササッとレインウェアに着替え登山開始です。

11時35分登山開始

南尾根ルートは出だしは緩やかな樹林帯を歩いていきます。

登りはじめは緩やか

標高750m辺りから一気に急登が始まりロープを使って上がる様なところが連続します。後半にはアスレチックの様なアミアミが掛かっている所もあります。アミアミが足に絡まないように注意!!

アスレチックみたいなアミアミ

40分ほど登ると山頂に到着!

12時11分 標高899.5m 来拝山

下りは東尾根ルートを使って下山。こちらもロープの掛かった岩稜があります。雨で濡れているので滑らないように慎重に下って行きます。また、東尾根ルートは所々遊歩道が迷路のように分岐しているので地図を見ながら歩くことをおすすめします。下りも40分ほどで下山し13時頃に登山口に到着しました。

東尾根ルート 低山とは言え侮れない!

初日の2座目は塔倉山。来拝山の登山口から50分ほど車で移動して13時50分頃登山開始。登りはじめは沢沿いを歩くけど途中トラバースして尾根に取り付きます。

標高495m 目桑コース登山口

基本的には緩やかな登りでしたが、雨の影響で登山道はウォータースライダー状態。一度、滑ったら登山口まで戻ってしまいそうでした汗

ウォータースライダー状態の登山道

登山口から30分ほどで長倉コースとの分岐に到着。

山頂、目桑コース、長倉コースの分岐

分岐から約10分ほどで山頂に到着。山頂には三角点と鳥瞰図があります。皆さんと一緒に心の目で劔岳を眺めることに(笑)山頂からさらに東に10分ほど歩くと本峰よりわずかに高い標高730m東峰に到着。東峰にも行きましたが少し薮っぽいので本峰だけでも良いかもしれません。下山は往路を辿り15時15分頃に登山口に戻りました。

14時30分 標高727m 塔倉山

塔倉山の登山口から更に40分ほど移動して、初日から豪華3本立ての3座目、城ヶ平山にいざ、登山開始!

15時50分 城ヶ平山登山口

入山直後は畑の跡地の様なところの畦道を歩いて行きます。道なりに進むと沢沿いの道に入っていき、上り詰めるとコルにぶち当たります。そこから西に20分ほど歩きやすい緩やかな登山道を歩くと···

沢沿いの登山道 上り詰めるとコルに出る

はい!城ヶ平山の山頂に到着!山頂は城ヶ平山の名のごとく平が広がっており、四方を見渡すには持って来いの場所でした。下りは往路を辿りましたが登山口に着く前に真っ暗になってしまったのでヘッドライトでの下山となりました。そして、富山駅周辺のホテルに18時10分頃にチェックインしました。

16時30分 標高446.5m 城ヶ平山山頂

2日目

登山2日目は4座回ります。朝食を食べて、ホテルを7時30分に出発。まずは高峰山へ。上市町の西種集落から林道とダート&スリッピーな泥道を進んだ先が高峰山の登山口。

登山口はこの先

登山口の目の前までなんとか車で入れました。登山口は標高699m。山頂は標高957.9m。標高差258.9mの緩やかなトラバース道と尾根道を使いゆっくり50分ぐらいかけながら登っていきます。

高峰山登山口

8時40分頃に登山口を出発して9時30分頃に山頂に到着です。2日目は4座回らなければならないので高峰山は足早に下山した後、

9時30分 標高957.69m 高峰山

すぐ隣の鍋冠山へ。鍋冠山へは車移動はなく高峰山の登山口から近くの沢沿いの薮の中を進んでいきます。登山口や登山道の標識はなく、踏み跡とわずかなピンクテープ、読図などあらゆるルートファインディング能力を尽くして登っていきます。

沢沿いの踏み跡とピンクテープ

わずか30分の登りでしたが、樹林帯の急斜面や

山頂に近づくに連れて濃くなる薮など

掻き分けてきた薮、鍋だけに鍋の具材以上に、内容のギュッと濃い鍋冠山でした。下山した後は車で1時間ぐらい移動して次の3座、4座目の登山口に向かいました。

10時40分 標高900m 鍋冠山

3座目は大平山です。魚津市平沢集落から平沢池ノ原林道を進んだ先に登山口があります。

大平山登山

登りはじめ直ぐのところに熊避け用の鐘があります。よく見ると実は炊飯器の釜で、鳴らすとカーン、カーンとよく響きました。

熊避けの鐘 実は炊飯器の釜

二日連続の雨。泥と枯葉で足元はズルズル、グチャグチャのスリッピーなウォータースライダー状態。山頂までの距離は短いですが気を引き締めて登っていきます。

泥と枯葉で足元はズルズル

45分ほどで大平山山頂に到着。

13時15分 標高1084.9m 大平山

大平山から続いて4座目の濁谷山までピストン縦走で向かいます。尾根上を歩き標高差153mを登り下りしながら進んでいきます。踏み跡はしっかりあり、聞いていたほどの薮こぎはありませんでした。

 大平山から南に進む

しかし、コルや虎谷コースからの分岐周辺はぬかるみができており、ぬかるみを如何に攻略するかのSASUKE状態でした。分岐を過ぎてからは多少の急登をこなし、

虎谷コースからの分岐

40分ほどで濁谷山山頂に到着。下山は再び大平山まで戻り、そのまま往路を下っていきます。

14時50分 標高1237.9m 濁谷山

この日も最後の最後でヘッドライトを使うことになり、登山口に着いたのは17時頃、富山駅のホテルに戻ったのは18時30分頃でした。

ヘッドライトを使い下山

3日目

さて、いよいよ富山の百山を巡るツアーも最終日を向かえ3日目は2座登ります。初めは大倉山へ向かいます。車の性能にもよりますが登山口目の前まで車で入れます。僕の車では勾配がきつく、路面も濡れていたため、タイヤがスリップしてしまい100mぐらい手前までしか入れませんでした。

大平山登山口 標高620m

標高100mごとに御影石の標識があります。

1/2標高721.5m

標高1,000mぐらいまでは急登を登り、そこからは緩やかな尾根歩きになります。急登を上がる時は気になりませんでしたが、緩やかな尾根に上がると急に風が強く吹いているのを感じました。休憩中は防寒対策をして体を冷やさないようにつとめました。

標高1,000を過ぎて、緩やかな尾根に

ツアー最終日の3日目にしてようやく青空を拝むことが出来ました。

標高1,250m辺りから上市町方面を一望

緩やかな尾根を進み、標高1,350m辺りで急登があります。そこを過ぎたら尾根に上がってから1時間30分ほどで山頂に到着。

9時05分 標高1443.2m 大平山

山頂からは毛勝山は見れたものの、劔岳は残念ながら雲に覆われていました。

山頂からの毛勝山

下山は尾根上はサクサクと歩いて進みましたが、標高1,000m以下からはルート上に設置されていたフィックスロープなどを頼りに慎重に降りていきます。登山口に戻ったのは11時05分頃。そこからまた次の山の登山口に車で移動します。

急登に張られたフィックスロープ

3日目の2座目は千石城山です。ふるさと劔親自然公園に向かう道路を更に上に登っていくと山頂まで25分ほどで登れてしまう登山口があります。

千石城山 登山口

標高差110mほどの緩やかな尾根道を歩きます。5分ほど歩くと鉄塔があり、近くの北陸電力の発電所から電線が延びていました。

鉄塔 北陸電力の発電所から電線が延びている

鉄塔から更に20分歩きやすい遊歩道を登り、山頂に到着です。

12時25分 標高757.6m 千石城山

山頂からは3日間、待ちに待った青空と、若干の雲はあるものの立山の峰々を拝むことが出来ました。富山の百山を8つ巡る3日間のツアー。天候など思い道理に行かない部分も多少はありましたが無事、全部の山を回ることが出来ました。今回もツアーにご参加いただいた皆様に感謝いたします。ありがとうございました!