2022/7/14~16
1日目
ガイドの竹林です。
今回は北アルプス北部、後立山連峰の針ノ木岳と蓮華岳をメインターゲットにした縦走のツアーを案内して来ました。 初日は名鉄バスセンターを7:10に出発。中央道と長野道で登山拠点となる扇沢に到着したのが11:40でした。

扇沢から僅かに下って柏原新道の入り口まで移動。 12:00に登山を開始します。

柏原新道は標高差約1,100m。出だしは急登の連続です。 この日は午後からは雨の予報だったのですが、時折パラパラ降る程度でレインウェアを着るほどではありませんでした。

道は大変良く整備された登山道。めちゃ歩きやすいです。

標高2,000mを過ぎた辺りから沢筋は雪渓です。二度ほど雪渓を横断しました。

そしてどんどんガスガスで真っ白な世界に突入して行きます。


最後種池山荘の手前はお花畑でした。特にチングルマが群落です。

小屋に到着した後雨が強く降り出しました。なんとか間に合ったという感じでした。
初日は
登山開始 12:00
八ツ見ベンチ 12:45
ケルン 13:11
駅見岬 13:36
一枚岩 13:55
水平道 14:32
包優岬 14:38
石ベンチ 14:44
黄金岬 14:51
富士見坂 15:16
鉄砲坂 15:24
種池山荘 15:37
でした。
2日目

この日は歩きだしからレインウェアを着ての出発となってしまいました…。 針ノ木小屋までの長い縦走の始まりです。

でも雨の日にも楽しみはある! 透き通ったサンカヨウ。

30分くらいしてから一旦雨がやみましたが、その後も降ったり止んだりの繰り返しです。

時折見せる縦走路の姿。壮大な景色が広がるこの縦走路ですが、この日はその一端を垣間見る程度でした…。

縦走路の途中にある新越山荘。

新越山荘から赤沢岳の間は割と雨が落ち着いていました。

鳴沢岳の周辺から岩場が目立つようになってきました。


赤沢岳に着いた時、雨が強くなりだしました…。

次第に険しくなってきます。急斜面も多くなります。

スバリ岳の手前はかなりの急斜面が続きます。

スバリ岳の山頂から。黒部湖が見渡せます。

スバリ岳から針ノ木岳までは小一時間ほど、針ノ木岳山頂付近にはミヤマオダマキが多く咲いていました。

ようやく針ノ木岳に到着しました。雨はなかなか止まずに段々寒くなって来ました。

針ノ木岳からの下りでは急斜面の雪渓もありました。軽アイゼンを装着です。

針ノ木小屋に着いた時には皆さん完全に身体が冷え切っていました。
2日目の行程は
種池山荘出発 5:50
岩小屋沢岳 7:37
新越山荘 8:26
鳴沢岳 9:35
赤沢岳 10:44
スバリ岳 13:20
針ノ木岳 14:26
針ノ木小屋 15:52
でした。
3日目

朝目覚めると絶景が広がっていました。 3日目にしてようやく天気がよくなりました。前日歩いた稜線が良く見渡せます。

この日は蓮華岳を目指します。前日の稜線とは異なり大変に歩きやすい道です。

途中からはお花畑です。今は一年でも一番の花の咲き乱れる時期ですね。

こちらは一株だけあるという情報を得ていた白コマクサです。見つけました。

一面のコマクサです。

針ノ木小屋から蓮華岳の山頂までは65分ほどです。

針ノ木小屋に戻って来ました。久しぶりの好天でお布団もようやく干せたという感じでしょうか。 ここからは針ノ木雪渓を下るのでアイゼンを装着です。

雪渓を下るのは夏道より早いですね。サクサクと下って行きます。

標高を下げると次第に気温が上がり暑くなってきました。

天気のよかった3日目でしたが、天気予報では午後からは雨。実際下山後バスに乗り込むと雨が降って来ました。
3日目は
蓮華岳登山開始 6:18
蓮華岳 7:23
針ノ木峠 8:21
大沢小屋 11:00
扇沢 12:14
でした。
ご参加下さったゲストの方々、ありがとうございました。
お疲れ様でした!