日本百名山、花の百名山、山岳信仰の霊山
いろいろな顔を持つ立山三山の縦走に行ってきました。

名鉄観光さんのお客様との集合は
麓にある「立山アルペン村」に11時に集合。
アルペン村には休憩がてら、立ち寄ったので11時35分に出発。
ツアーバスに揺られて室堂のターミナルに13時頃到着。
その後、体操などを済ませた後に13時20分頃に登山を開始しました。

登山、初日は室堂から浄土山を経由し、一の越山荘へ。
本格的な登りが始まるまでは石畳の歩きやすい遊歩道を
歩いて行きます。

歩き出し1時間ぐらいで、浄土山の直下にある
標高2,688mの室堂山展望台へ。
ここまではほぼ石畳で登山者だけてなく観光の方々も良く訪れます。
景色が良ければ槍、穂高の方まで
バッチリ見渡せますのでここは写真&休憩スポット!
景色を見つつ呼吸を整える為にゆっくり休憩(^-^)/

展望台~浄土山へ。
ここからが本格的な登山道。
少し雪渓を横切り、ちょっとした岩場を標高差150mほど登って行きます。
コロナ禍で去年、山を登れてない方もいるようで
久々の山登りに苦戦してる方もおられました。

浄土山の山頂付近には軍人霊碑があります。
この慰霊碑は日露戦争で亡くなられた方達の魂を祀ったものだそうです。


15時35分。標高2,831m。浄土山北峰に到着。
地図ではこちらが山頂となってます。
山頂にはケルンが積んであるだけで
標識などはありませんでした。


浄土山山頂から歩いて10分ほどで
浄土山南方の富山大学立山研究所へ。
旧日本軍が、高層気象観測の為に建てたものだそうです。

浄土山南峰からの下り明日、登る雄山が
目の前に見えて期待が高まります!

タカネツメクサ。
立山は花の百名山でもあり、
何処を歩いていてもお花が咲いていました。
訪れる人を飽きさせませんね。


16時45分。一の越山荘へ到着。
浄土山南峰からの下りは少し緩やかでしたが
登り同様に岩の段差やザレてる所もあるので
慎重に下りました。

夕御飯は17時45分。
一の越山荘の定番はシチュー!
標高も高く日も落ちてくると冷えるので
暖かいシチューが骨身にしみました(  ̄▽ ̄)=3

登山2日目。朝食は6時からです。
これまた定番のスティックの冷蔵解凍の納豆!
味はいたって普通のひきわり納豆。
これ便利で個人的に山で使いたいって思ってしまった。
もう一つの定番の自分で焼く目玉焼きがなかったのが残念。
コロナの影響だったのかしら(ToT)

朝食後はお弁当を受け取って
6時40分に一の越山荘て前で体操をして、
6時50分頃に雄山へ向け登り始めました。

雄山へはいきなりの急登。
登り赤矢印、下り黄色矢印でルートが分けられている。
浮き石やザレた石が多く足元に気を使う、
落石に気を付けながら登って行きます。

山頂へ近づくに連れてガスが濃くなってきました。
ホワイトアウトになる程ではないですが
展望が心配に。。
でも、日差しがなくちょうど良いぐらいの気温が歩きやすい。

8時。3,003m。
雄山へ到着。雄山山頂の祠へは登拝料700円を払わないと
参拝へ登ることが出来ません。
皆さんこれを目的に訪れた方もいたので
参拝ついでに30分ほど休憩。
参拝に空が晴れたのは神の御業としか言えませんね(^-^)

雄山からは若干のアップダウンを繰り返しながら大汝山へ。
ここら辺では雲も少し晴れて気持ちの良い
稜線歩きを堪能することができました。

08時55分。3,015m。
大汝山に到着。山頂はちょっとした岩場で狭かったので
順番に入れ替りで山頂に立って写真をパシャリ!


ちょっと下って
大汝山休憩所でトイレタイム。
ここはチップ100円のバイオトイレでした。

再び稜線を歩いて岩頭の聳える
富士の折立へ。時間の関係でピークへは立ちませんでしたが
見応え十分、迫力がありました。

富士の折立からは岩とザレた石の下り。
登りの時より足元に気を使いました。

急な下りから足に優しい緩やかな登りへ続く真砂岳方面。

10時12分。2,861m。真砂岳山頂に到着。
山頂では風が強く冷えそうだったので
真砂乗越まで下ってから休憩しました。

真砂乗越から100mぐらい進むと
別山への急な登り返しが始まります。
これを登れば立山三山踏破!ガンバです(^-^)q

11時22分。標高2,874m。別山の南峰到着。
南峰から北東に10分ぐらいの所に2,880m別山北峰があります。
この日はガスが沸いて一瞬しか見えませんでしたが
展望が良ければ北側には劔岳が見えます。

別山を後にして30分ほど
西側へ進むと別山乗越に剱御前小舎があります。
ここで少しトイレ休憩をとってから雷鳥坂へ下っていきます。

雷鳥坂の下りも浮石、ザレた小石が多く
大事には至らないものの2日目後半で
疲れもたまり、足を滑らせる方もいました。
慎重に下って、行きましょう!

雷鳥坂はお花畑になっており、いろんなお花が咲いていました。
この青いのはミヤマリンドウ。

有名なチングルマに

ハクサンイチゲ

ベニバナイチゴ

イワイチョウなどなど。
沢山咲いてました。

お花を愛でながら
ゆっくりと降りてくると

称名川の橋を渡り、

コースタイムの倍近い時間がかかってしまいましたが
14時20分頃雷鳥沢キャンプ場に到着。

雷鳥沢キャンプ場からは石畳の
遊歩道を歩いて室堂ターミナルまで戻っていきます。
先ほどまで歩いた、稜線をパシャリ!
こうやって見るとお客様の健脚ぶりに驚かされるばかりです!

遊歩道の途中では
硫黄が吹き出る地獄谷や

名前に相応しい青く透き通ったリンドウ池。

神の厨房を意味するミクリガ池など。
散策に来ても、訪れる人を飽きさせない
不思議な天上の世界が広がっています。

そんなこんなで、見所満載の
雷鳥沢~室堂、15時30分ぐらいに到着。
お土産買ったりして、帰りのバスの時間は室堂を16時出発。
最後バタバタと慌ただしくなってしまいましたが
皆様が無事に怪我なく、事故なく
立山三山を踏破できて一安心。
ありがとうございました。