2021/06/24 ヒメサユリが咲き乱れる花の二百名山

梅雨の晴れ間となった今回のツアー。
新潟特有の蒸し暑い天候でした。

1日目

ガイドの竹林です。
今回は新潟県の二百名山を2座巡るツアーです。

JR浦佐駅に9:30に集合、その後守門岳の大白川コースの登山口がある入広瀬の大原スキー場へ移動。登山口に着いたのは10:45でした。

この大白川コースは5つある守門岳の登山道のうち、一番急登のコースです。
登山口から山頂までの標高差は約900メートル。
登山口からいきなり急登の連続で、歩き始めのまだほぐれていない身体には堪えます。

登り始めの頃は山頂付近はガスの中です。

段々とヤセ尾根になり、ロープの掛けられた急な岩場などもあります。

頂上へと続く稜線に出る手前に雪解け水が豊富な沢に出ます。
ここからはしばらくこの沢を詰めて行きます。

2時間で急登の尾根を登り終え、稜線に出たところで雪渓がありました。
そこで出会ったのはカモシカさん。

山頂までの稜線が綺麗に見えるスポット。
先ほどまでのガスが少し上にあがって何とか山頂まで見えてきました。

稜線もヤセています。

14:12
守門岳山頂に到着。
残念ながら山頂に着くときにはまたガスに覆われてしまいました。

帰り道は来た道を単純に往復します。

急斜面は慎重に下ります。

17:13
登山口に戻りました。
この日はこの登山口から10分ほどの「大雲沢ヒュッテ」さんにて宿泊です。

2日目

4:30の朝食後宿のご主人に送っていただき、この日の浅草岳~鬼が面山縦走の入り口ネズモチ平登山口に移動したのは5:15。
5:25に登山を開始します。

車止めのゲートから10分ほど舗装路を歩くと登山道の入り口があります。

前日の守門岳とは違い、はじめはなだらかな登山道です。

小さな渡渉。

見晴らしがとても良いです。

8:01
桜ゾネ登山口との分岐を通過。

分岐から前岳の北側は雪渓がしっかりと残っています。

雪渓を抜けてから山頂までは木道を歩きます。

8:32
浅草岳山頂に到着。

これから向かう稜線です。
何度もアップダウンを繰り返しながら鬼が面山を越え、六十里越トンネルの登山口へ下山します。

鬼が面山までは絶壁の上を歩きます。
草付きなので一見恐怖感はありませんが、草の隙間を覗くとすっぱり切れ落ちております。
うっかり足でも踏み外そうものなら真っ逆さまです。

この稜線の魅力は迫力のある岩壁と、そしてお花畑。
今の時期はヒメサユリが咲き乱れております。

11:33
鬼が面山山頂に到着。

稜線上の最後のピーク、南岳の手前が一番ヒメサユリが群落しておりました。

12:22
南岳到着。

南岳を越えると稜線は終わりです。
ここから先はこれまでの岩稜の険しさから一転、非常に穏やかで緩やかな登山道です。

13:22
反射板を通過。

14:24
前日のうちに宿の方にご協力いただき車をデポしておいた六十里越トンネルの登山口に到着。

ここから一度前日の宿に戻り預けておいた登山に必要のない荷物を回収し、小出にある温泉施設により、浦佐駅で解散したのはちょうど17:00頃でした。
初日も2日目も下山後に雷雨となるなど前線の北側から寒気が入る非常に不安定な大気の状態の中、僅かな晴れ間をついて登山することが出来たのはとても幸運でした。
ご参加下さったゲストの方々、お疲れ様でした。
またお会いできる事を楽しみにしております!
ありがとうございました。