梅雨入りはまだかまだかと言われる新潟ですが
雷の音は聞けども雨に降られることなく、
無事に登頂できた2日間でした!

登山初日の集合は新潟駅「忠犬タマ公像」の付近に朝9時15分です。
駅から1時間ほど車で移動した「二王子神社」から登山開始です!
新潟と言えど梅雨を通り越して、すっかり初夏の陽気。
登山口でもう汗だくになりそうでした。

登山開始は10時45分ごろ。
登山開始直後は水路沿いの歩きやすい登山道を歩いて進んでいきます。


登り始めて、しばらくすると急登が始まり、いよいよ本格的な登りといった感じ。
クラックの入った大きな「神子石」と呼ばれる岩もクライマーとしては興味深いかも!

11時45分。標高725m。
三合目の一王子避難小屋に到着。
避難小屋の入り口は雪国仕様で二重に扉がありました。

二王子岳の登山道は標高が上がる度に何合目か分かる標識がありました。
5合目のピークは「独標」または「定高山」と呼ばれており、
積雪量を測る目盛りの刻まれた 電柱がありました。

登山道は、はっきりとした踏みあとがあり、
所々木道が敷かれており、非常に歩きやすいです。

一ヶ所だけ「油こぼし」と呼ばれる
鎖場がありましたが、ここもお客様の様子から問題なく通過!

さらに標高を上げてくと、雪渓が出てきますが、
このためにアイゼンを持ってくる必要はなく、雪も緩んでいるための
問題なく通過することができます。
まだ、雪が残ってるんですね!

13時35分。1,360m。三王子神社に到着。
小さなほこらの回りは広くなっているのでここで山頂手前の最後の休憩。
ここまで来ればあとはもう少し!

13時55分。標高1,420m。二王子岳に到着。
この日は雨の予報も出ていましたが
意外にも雲が少なく、山頂では飯豊連峰をはじめとした、山々が一望できました。


山頂登りに近くには二王子避難小屋があります。
かまぼこ型をしております、積雪や風には強そうですね!
下山は往路を辿って16時30分ごろに下山。
雷はなっていたものの、雨に濡れることなく、降りてくることができました!

下山して二王子神社から車を走らせ約1時間。宿の「小会瀬」様へ。
建物全体が上品な雰囲気で包まれており、客室もとても寛げる空間でした。


お夕食は写真の他に、十割蕎麦や天ぷらが出てきました。
明日のツアーに向けて充電完了!!と言った感じです(^-^)

2日目は宿を4時に出発し、登山開始は4時20分ごろです。
前日の夕方の通り雨の影響も気になりましたが予定通り蝉ヶ平の登山口からスタートです。

登山道歩き始め1時間半ぐらいは沢沿いの水平歩道を歩きます。
藪!やぶ!!ヤブ!!!の連続と梅雨でびしょ濡れの葉っぱ。
それに加え所々切れ落ちた細い歩道など、ミスの許されない難所が続いていきます。

途中、何度か徒渉する場面も岩がヌメヌメと滑るので一歩、一歩を
慎重に注意深く、丁寧に歩いて行きました。

6時。標高357m。湯沢の出会からいよいよ、急登の始まり。
ここから先は更に緊張の連続。再び気を引き締めて登っていきます!

急登では岩場も出てきます。
登りづらい岩場にはフィックスロープや鎖も張られていて
ここもミスの許されない場面が連続します。

ミスの許されないとは言いつつも
少し傾斜の緩い岩場では楽しむ気持ちも出てきました。

また、岩場の魅力は何と言っても
視界が開けているので怖いと思いつつもついつい景色を堪能してしまいます!

9時30分。標高1,184m。湯沢の頭に到着です。
蝉ヶ平コースの魅力はちょっとした身近な裏山で
通常の登山では味わうことのできない冒険的な登山を経験できることだと思います。

また、これから進む尾根や目指す山頂などずっと先まで見渡せること、

今まで自分達の歩いてきた尾根が
振り返ると見渡せることも醍醐味の一つだと思います。

10時35分。1,316m。雨乞峰の直下。
雨乞峰は標柱などはなく、休憩にはちょうど良い平なスペースが広がっていました。
山頂までの最後の一休憩を取ります。

雨乞峰からは標高差20mほど下って、登り返し。
途中に石の祠がありそこを通過したら、山頂はもう目の前です。

11時。標高1,386m。御神楽岳山頂に到着です。
山頂からは初日に登った二王子岳や飯豊連峰、燧ケ岳が360°のパノラマで一望できます。

下山は雨乞峰までは往路をたどり、
その先は、室谷の登山コースを下っていきます。

室谷コースは蝉ヶ平コースに比べたら、
まったくと言っていいほど危険箇所はなく、
前日の夕立で滑りやすくなった、足元の泥やぬかるみに
注意しながら下って行きました。

途中、大森と呼ばれる展望の良いところや、
940m付近には沢も流れているので水場の心配もありませんでした。
また、標識やピンクテープ、踏み跡もしっかりしているので迷うことも少ないと思います。

14時05分。標高309m。
蝉ヶ平登山口同様に御幣が見えたら室谷登山口に到着です。
下山後は一度、宿の「小会瀬」様に立ち寄り
疲れた体を温泉で癒してから、16時30分ごろ新潟駅で解散となりました。
なかなか、ハードコースな御神楽岳!
しかし、お客様の一人一人が思った以上の
達成感や自信の実力を実感できたツアーとなりました。
ツアーご参加いただき、ありがとうございます!