山のぼり ツアーレポート

2021/5/23  願教寺山

残雪期でしか登れないとされる願教寺山ですが、今回は…

ガイドの竹林です。
今回は奥美濃の願教寺山を案内してきました。

午前10:00に名古屋駅でゲストの方と合流し岐阜県郡上市白鳥の石徹白登山口に到着したのはちょうど正午でした。
ところがここで雨が降り出します。
登山口にある東屋でしばし待機。

結局雨がやむことはありませんでしたが、すこし落ち着いたタイミングの13:00頃に登山を開始です。
石畳の急斜面を15分ほど登ると屋久杉にも負けない迫力の石徹白大杉に出会えます。
初日の目的地である神鳩宮避難小屋までは距離にして約3キロ、標高差600mほどを2時間ほどかけて緩やかに登ります。
おたけり坂と呼ばれる急斜面もありますが、ほんの50mほどです。
全体的に緩やかで大変歩きやすいルンルンの登山道です。
避難小屋の直前からようやく残雪が現れ始めました。
15:14
予定よりやや遅めでしたが、十分にゆとりをもって避難小屋に到着しました。
管理人のいない無人の避難小屋ですが、毛布あり、マットあり、ハンガーあり、携帯トイレが用意されているブースあり、机ありの至れり尽くせりの避難小屋です。
小屋の目の前を5分ほど下ると水量豊富な水場もありますし、清潔感もあり、文句の付けようがありません。
翌朝は午前5:45に避難小屋を出発しました。
天気予報は晴れなのですが、出発時は深い霧に覆われておりました。
避難小屋から最初のピークの銚子ヶ峰までは非常によく整備された明瞭な登山道を1時間ほど歩きます。
途中僅かでしたが残雪の残る箇所がありましたが、ほどんどが夏道でした。
6:33
銚子ヶ峰山頂を通過。
銚子ヶ峰山頂から15分ほど稜線を進むといよいよ願教寺山へと向かう分岐のジャンクションピークに辿り着くのですが、標識はありません。踏み跡もありませんし、無論マーキングテープもありません。

そうです、このルートには登山道は存在しません。
ですからこの願教寺山を登頂するには通常は残雪期を狙います。
今回のツアーもその残雪を想定されたものであったのですが、今年は本来厳冬期であるはずの2月から異常なほどの高温が続いた影響でもう残雪がほとんど見られません。
この通りジャンクションピークから深い藪に突っ込むより先には進めない状況でした。
先が思いやられます…
今回のゲストのお二人も意を決して背丈ほどもある藪に身を投じて行きます。
踏み跡何て全くありません。
しかも深い霧に覆われているせいで視界も効きません。
かすかに見える地形をたよりに、コンパスと地形図の確認が欠かせません。
残雪があればジャンクションピークから2時間強あれば辿り着くであろうルートですが、ご覧の藪です。
ようやくガスが晴れた瞬間、ついに願教寺山がその姿を現しました。
最後の最後まで藪を漕ぎ続ける事約4時間。
願教寺山山頂手前まで来ました。
10:52
激しい藪との格闘の末、ようやく願教寺山頂に到着です。
深い藪の中に三角点を発見しました。
下山は笠羽谷へ直接下る事も出来るのですが、2日前の大雨の影響で沢が増水しておりました。
安全を考慮し、時間は余分にかかりますが無難に来たルートを往復します。

午前中はガスに覆われていたために拝めなかった願教寺山へ続く稜線が見えました。
残雪はほとんどありません…
大変な苦労を強いられましたが、17:40無事石徹白登山口に生還しました。
下山後名古屋駅で解散したのは20:00になってしまいました…

深い深い激藪との格闘は本当に大変でした。
参加されたUさん、Hさん。
本当にお疲れ様でした。

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