山のぼり ツアーレポート

2021/3/23  残雪の天狗岳(東天狗・西天狗)登頂

いつもは風が強いことで、有名な八ヶ岳の天狗岳。
稜線を登っている最中は時折、強く風が吹くものの
山頂ではあら、不思議・・・今日は無風。雲一つない快晴。
山頂でお昼を食べたりしながら、のんびり過ごすことができました。
3年ぶりに雪山に復活した、お客様も
「こんなに天気の良い雪山はなかなかない!」と喜んで頂きました。

集合は13:20松原湖駅。
約2時間に一本しか電車が来ないローカルな無人駅です。
キレイな簡易トイレが設置されているので、
町での最後のお手洗いは、駅で済ませると良いです。
道路の積雪状況にもよりますが
松原湖駅からタクシーで約20分。
今回は道路の雪がなかったので順調に
登山口の「みどり池入口」に到着。
冬季はバスが運行していませんが
4月1日からは夏季ダイヤで小海町営路線バスが
運行しています。
標高1,570m
ここから約500mの標高差を約2.5kmの道のりで
緩やかに登っていきます。
白駒池やニュウの方面にも行けるので、
八ヶ岳の東側の玄関口としてもご利用いただけます。
靴紐を結んだり、トレッキングポールを出したり、
軽い準備体操などをして、本日の目的地「しらびそ小屋」へ向けて
14:00ぐらいに出発しました。
14:15
のんびり、歩き始めて約15分。
しらびそ小屋「みどり池」の標識。
この辺りは、まだまだ登山道の傾斜も緩く歩きやすいです。
登山道は雪解けで小川が出来ていました。
14:30
登山口から約30分。
この辺りから、本格的な登りが始まります。
と言いつつ、
午後からスタートの山行、
雪が融けて、緩んでいたので、
ここはアイゼンなしでガンガン登っていきます。


14:50
登山口から約50分。
途中、如何にも「座って下さい。」
と言わんばかりに、
お誂え向きな岩がありましたので、一呼吸。
この辺りの、
登山道は広く、周囲のカラマツ林から
昔は林業地だったことが伺えます。

15:15
登山口から約1:15分。
しらびそ小屋「みどり池」まで
あと、600mここらかまた、登山道の傾斜が
ちょっとだけ、きつくなります。
標高も上がり、少し冷えてきたので
雪も固くなってきました。
今回はもう少し先でアイゼンを履きましたが
融けて氷になってるところもあるので
ここでアイゼンを履くのがおすすめです。
行政の看板の反対側には
手作りのかわいい看板も。
みどり池まで頑張って40分(笑)
のんびり、ゆっくり歩いて
だいたい1時間ぐらいって感じです。
15:50
登山口から約2:50分。
ここから先は、ほぼ水平。
平らな登山道で
しらびそ小屋「みどり池」まではもう一息です。
15:55
登山口から約2:55分。
標高2,097m
しらびそ小屋「みどり池」到着。
写真を取り忘れましたが
受付前にお茶やかりん糖などを頂けます。
疲れた体にお茶の暖かさと
かりん糖の甘さが染み渡りました。
池の前にひっそりと佇む山小屋は
渋くてお洒落です。
池と山小屋の間の大きなシラカバも
絵になり、いい雰囲気を漂わせてます。
部屋の白い扉が木造建築の木の暖かみを
際立たせていていました。
山小屋自体は電気、燃料節約の為
電気が着いたのは17:00頃
備え付けのストーブは自由に使えます。
消灯、消火は20:30です。
夕食は18:00からですが
17:45頃に山小屋のご主人が声をかけてくれました。
いろいろとお気遣い頂ける山小屋で
ゆっくりとした時間を過ごせます。
お酒を飲まないガイド含めた3名様だったため
夕食後はそれぞれの山の話しに花を咲かせ
消灯時間20:30には就寝。
たっぷり10時間近く寝ました。
朝食は06:30から。
例により少し早めの06:15頃に
山小屋のご主人が声かけしてくれます。
目覚めの珈琲がテーブルに置かれていました。
マグカップと朝食のプレートには
「しらびそ小屋」の文字が書かれていました。
パッキングを済ませ出発は07:30
標高2,097mはまだまだ冬。
朝の冷え込みで雪や氷も固く締まっているので
2日目はスタート時からアイゼン装着です。
出発して5分ほどしたところに
中山峠と本沢温泉の分岐があります。
本日は中山峠経由で天狗岳を目指します。
08:05
しらびそ小屋から約35分。
薄暗いシラビソ林から
突然、明るいシラカバ林に。
北側を見上げると稲子岳南壁が現れます。
ここはクライミングルートもあるので
興味のある方は是非、POWER ZONEにリクエストして下さい。
採用されるかもしれません(^-^)/
中山峠に近づくに連れて
傾斜のきつい登りになっていきます。
息を整えながら、
丁寧なピッケル、アイゼンワークで
登っていきましょう。
09:30
しらびそ小屋から約2時間。
標高2,411m中山峠に到着。
峠直下50mの登りが
地図の等高線からみて取れるように
半端なくツラかった。
峠は風が強かったので一先ず、少し先の樹林帯で休憩。
休憩中に日帰りの方が颯爽と脇を抜けていきました。
09:50
中山峠から約20分。
東天狗岳、西天狗岳をバックにパシャり!!
つかの間の水平移動に
呼吸も足どりも整えながら
次の登りに備えます。
10:30
中山峠から約1時間。
黒百合ヒュッテ、すりばち池方面との合流点。
東天狗岳への登り初めは雪道でしたが
山頂に近づくに連れて
岩と雪のミックスになっていきました。
11:00
中山峠から約1:30分
標高2,640m東天狗岳山頂に到着。
快晴、無風!
小腹も空いたので
ここで少し長めのお昼休憩としました。
11:25
東天狗岳の西側、
再び岩と雪のミックスを10分ほど下り
東天狗岳と西天狗岳の間のコルへ。
ここから西天狗岳へ
標高50mの登り返しが始まります。
ここを登り返せば
今日はもう下るだけ。
一歩、一歩ゆっくりと着実に登っていきます。
11:40
東天狗から約40分
標高2,646m日本200名山
西天狗岳山頂に到着。
こちらも快晴、無風だったので
しばし休憩タイム。
西天狗岳からの下りは
また、岩と雪のミックスが暫く続き、
樹林帯に入ると雪道でした。
13:00
西天狗岳から約1:20分
天狗岳の西尾根を下っていき
標高2,416m第一展望台に到着。
振り返ると西天狗岳が
ちょこっと頭を出しています。
ここでタクシーに電話。
約1時間半後の14:30に唐沢鉱泉に
迎えに来ていただくように予約をしました。
13:30
第一展望台から約30分。
枯尾の峰と唐沢鉱泉との分岐。
今回は唐沢鉱泉方面へ下ります。
急なつづら折りの下り坂を進むと
唐沢鉱泉手前の橋に辿り着きます。
唐沢鉱泉側は斜面が北側を向いていたこともあり
最後までアイゼンを外すことなく降りてきました。
14:20
分岐から約50分
標高1,880m涸沢唐沢鉱泉に到着。
橋を渡るとほぼ同時に
電話しておいたタクシーが到着。
アイゼンを外し、荷物をまとめて
茅野駅に向かいます。
15:00
唐沢鉱泉から茅野駅まではタクシーで約30分
今回のツアーは
天候にも、お客様にも
恵まれた楽しい山行となりました。
また、次回ツアーでご一緒できることを
心より楽しみにしてお待ちしております。
ありがとうございました。

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