山のぼり ツアーレポート

2021/2/11  ピッケルを使いこなす練習会 1回目

たまにあるお問合せで、雪山に参加するんだけどピッケルはありませんので、ストックがあればいいですよね?」
この問合せについての当社の回答は「ピッケルは包丁やナイフです。ストックは箸です。用途が全く違いますので、購入するかレンタルをお願いします」
そして「ピッケルは使ったことないんだけど・・・」

お気持ちよくわかりますが、包丁を使ったことがなくてもダイコンやニンジンは切れますので・・・
長くなりましたが、この誤解を払拭するための練習会でした。

標高600m付近
1月中旬にはたくさん積もっていたはずの雪が雨と好天で溶けてしまった!
ということで、雪のあるところまでロープウェイを利用して一気に上がることにして乗車。
ほんと雪がないわ〜〜(悲
ロープウェイの中から南側にある鎌ヶ岳をパシャリと一枚。
北側斜面を見ているのですが、山の北側は陽も当たらないし、吹き溜まりになるので多少はあるということかな。
でもロープウェイ下の本谷ルートを登山者を見下ろしていると、岩の上にちょっと雪が乗っている感じ。
やっぱり少ない雪
標高1000m付近

う〜ん今日は「雪」というお宝を探さないと練習にならないぞ、とドキドキでした。
ロープウェイ山頂駅にはレストランやカフェがあるのだ。
机上講習を駅舎の外でもできるけど、寒い中で身体を動かさずに話を聞くだけって退屈ですよね。
そこで、御在所岳のいいところは、カフェでコーヒーを飲みながらガイドの能書きを聞くことができるといこと!
暖かいしね。 これでいいのだ。
と、ひとしきりピッケルとアイゼンの発達の歴史なんかも知った風な口調でお伝えして、いざ外へ。
その前にお手洗い(これも大切)
目指した場所は、藤内沢3ルンゼの上部。
傾斜の緩い氷をロープでビレイしながら登るのですが、アイスクライミングの練習じゃないんです、これ。
同じような形をしたピッケルなのに使う場所によってピッケルを選ばないとダメだし長さも重要。そしてピッケルバンドも肩がけバンドにするのかグリップバンドにするのか・・・
登って降りてピッケルを変えて登って降りてを数回繰り返すだけで・・・ピッケルの性能の違いにすぐ気がつくゲストの皆さんでした。
例年なら雪がたくさん積もってるんですけどね〜

それでもピッケルの違いがわかってくれて嬉しい!
肩がけバンドは「うっとおしい」ということにも気づいていただけたようです。

ちなみにパワーゾーンはグリップバンドを奨励しています。
遊んだ氷から下を眺めると、写真では全くわからないけどアイスクライミングをしている人たちがいるんです。
小さな氷なので、待ち時間もあるし、何よりこの日はアイスクライミングの日じゃない。
ひと通り氷の登下降を繰り返して気がついたら12時前。
カフェに戻って、ランチを取って午後のセッションにレッツ ゴー!
登山道から外れた雪のついた斜面を見つけて、ここでピッケルの色々な活用法を伝授。
斜度約40度のこの斜面ですら積雪は30cmくらいしかないのだ。
でも練習、練習
天気は良好。風弱し
こちらは反対側の斜面。
雪ないし〜〜〜
なんだかんだとアイゼンワークの注意点もお伝えして山頂を目指したところ「ご来場の皆様、本日は強風のため午後3時でロープウェイの運転を終了します」というアナウンスが響き渡るではありませんか。
あと5分で山頂なのに!
仕方なくスキー場を下ってロープウェイ乗り場に戻ったとさ。ちゃんちゃん

ページトップへ戻る