山のぼり ツアーレポート

2019/9/8  前穂高岳〜明神岳縦走

子供のころは台風が来ると何故か少しワクワクしたものだが、こういう仕事をしだしてからはホント来なくていい。

なんて言っても無理な事。自然の摂理には逆らえない。
半ば諦めていたら⇒んん!?少しいい予報に変わった!⇒結果は快晴!

直撃した関東の人には気の毒ですが、台風が逸れてくれたお陰で真夏のような快適縦走になりました!

天気ってヤツはひとの都合をまったく考えてない!
どうせ来るなら自分が山に行くとき以外にしろ!

と言う身勝手な望みは叶うはずもなく来るときは来る台風様。ただ今回は少しだけオマケしてくれた。
そんな拾い物の晴天週末!
賑わう河童橋からは、明日行く明神岳も良く見える〜!明日も予報通り晴天をよろしく明神様!
【12:55】上高地出発⇒【15:10】岳沢小屋

予報が良いと足取りも軽い!?
ルンルンと岳沢へ・・・・と言いたいけど、なんじゃこの暑さは!!
大汗流しまくりながら小屋に到着

自分が最後の一杯で売り切れになった生ビールを煽りながら、「こんな処で運を使っていいのか?イヤイヤこれは素直に美味しく頂こう」とか考える
ふ〜〜おかげで今日はビールがうまいぜ(笑)
そんな夕べを過ごして次の日

台風様は逸れて行ったとは言え、帰りの事も考慮していつもより早く出発
瞬く星空を眺めて朝弁をかっ喰らい、ヘッドランプの灯を頼りに険しい重太郎新道を登る

一時間ほど登った「カモシカの立場」に着いてもまだ暗い
【3:30】出発⇒【4:25】カモシカの立場⇒【5:35】紀美子平
黎明の空は今日の晴天を約束する

まだ暗い足元を確認しながら一歩一歩足を上げ
標高と期待感が高まる

夜明けの色彩のドラマを味わいながらの登行

その日その時間にそこに居なければ出会えない色に包まれながら息を上げる

紀美子平の前で明るくなり、前穂に登る途中でサンライズ
信州側は金ともピンクともつかぬ雲海が詰まる
気温は低すぎず高すぎず快適

大汗かくこともなく前穂に到着【6:15】
この時間に前穂に来るのは初めてだな〜。

槍〜北穂〜奥穂〜ジャン〜西穂〜白山〜中ア〜南ア〜富士山〜八ヶ岳〜浅間〜妙高〜後立山〜立山
グル〜っと眺められる絶景見ながら大休止
ハーネスも装着して準備万端!
分岐に戻り、眼下に続く明神岳の稜線

天気の心配はなし!
さあ行きましょか〜〜。
公式には登山道はなしとなってますが、実際は踏み跡あり

しかもずっと険しいわけじゃない、特に最初は普通の登山道と言ったところ
ただ、歩いている人は少ないので浮石多数なので要注意

ふと思ったんですが、同じように道が無い事になっている(けど実際は道はある)赤沢山は行っちゃダメ!ってなっててこの明神岳は何も言われない。
何故なんでしょうね〜〜??同じように危険は孕んでるし国立公園内だし、何が違うのか??
下っていくと、奥明神沢のコル手前のピークを巻く所から少し険しくなる。

その先の登りも少し険しいU+級くらいの登り
そこを登り上げるとドーーーンッと明神様のお姿
手前が本峰、奥が2峰

【6:45】前穂出発⇒【7:30】奥明神沢のコル⇒【7:50】写真のビューポイント
本峰への登りは踏み跡明瞭

バックには奥穂〜ジャンダルム!

左手の梓川側は深い沢が切れ込む絶壁
この沢を滑ってみたいのよね〜。今度の春にでも行ってみるか。
最後に岩場を少し登ればあっけなく明神岳山頂【8:05】

相変わらずな〜んにも無い。大体小さな山名板ぐらいはあるもんですがここは何も無し。

穂高の主稜線から外れた、ほとんど人の来ない山頂を貸し切りで大休止
しかも快晴・微風
あ〜〜静かでええわ〜〜〜。
たっぷり休んで、核心の2峰へGO!

本峰からのガレ場を慎重に下り、コルから2峰の岩場を眺める
直登すればV〜W級の壁

でも、回り込めば誰でも登れちゃうんです。
最初のハイステップと岩を抱えながらのトラバースが少し大変か?

その後は難しくない岩登り。一応ロープ確保しますよ。
2峰を登り切れば3峰へは穏やかな道

ただ踏み跡が不明瞭&沢山あるのでどれが一番いいのか悩むところ。
でも、何度も来ているので心配無用

一番楽(と思われる)な道を選んで
頂上付近を通って、縦走らしくまた下り。

この3峰からの下りが少し悪い

【8:20】1峰発⇒【8:50】2峰⇒【9:05】3峰⇒【9:20】4峰

4峰で休憩して最後の5峰へ

この間の道も少し荒れた登山道って感じ
サクサク下って、コルからはそれなりにしっかりした登り

最後に登らなくていいチムニーを登攀するオプション付きで山頂へ
錫杖岳のようにピッケルがぶっ刺さっている5峰山頂【10:10】

皆さん足前がいいから早ッ!! 最速記録!
それでも出発から6時間半だから遠い山頂か。

すんばらしい展望&天気!!
気温も丁度いい!!

誰かここまで生ビールデリバリーして!ビールが無理ならコーヒーでもいい!(笑)
上高地を俯瞰しながら一杯はいいだろうな〜〜〜。
ドローンを使えば出来るんじゃないか??
極上で穏やかな山頂は後ろ髪を引かれまくり。

でも、誰も迎えには来てくれないので仕方ない、下りますか。
お決まりの薮コギで足慣らししてから
過激に急&気の抜けない下りへ突入

黄門さまが助さん格さんに言うがごとく「もういいでしょう」と言いたくなる長い急な下りに膝が笑う頃に登山道にでる
【10:35】山頂発⇒【13:10】登山道に合流⇒【14:05】河童橋

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