山のぼり ツアーレポート

2019/8/20  北岳バットレス第4尾根クライミング

短かったな〜今年の夏山・・・

前線が横たわり
傘マークが並ぶ、なんとも憂鬱な天気予報
ガイド殺しの秋雨が始まったか・・・?

でも決定的に悪い予報でもないので行ってみるしかないね〜
と、諦め半分だったけど・・・!

あ〜あ。夏山は終わってしまったのか・・・?
天気予報と睨めっこの憂鬱な日々
太平洋高気圧カムバーーーック!!

そんな願いも空しく、広河原も雨、しかも本気の模様
雨の中トボトボと白根御池小屋に到着

予報のせいか平日だからか、広河原も小屋も閑散としてました
【12:35】広河原⇒【15:00】白根御池小屋

予報は曖昧「あとは当日の天気次第ですね〜」と半ば諦めムードで一杯やって就寝
雨音を聞きながらまどろみ、夜明け前の朝
予報通り降ってはいない。10時ごろまで天気は持つ(予報)

これなら行けるだけ行くしかない!
【3:00】起床⇒【4:00】出発
暗い中朝食かけこみ
ヘッドランプを点けて出発


空は想像以上に明るい有明時

ただ一日中晴れ予報とは違い足取りは重め
「この天気が何時まで持つかな〜・・・10時までこのままでお願いしますね北岳様」

そうお願いしながらこころなし急ぎ目のアプローチ


【アプローチ備忘録】
・大樺沢二股から八本歯のコルに向かう
・20〜30分ほど登るとbガリーを渡る(沢のど真ん中に大きなボルダーが目印)
・bガリーはスルー
・写真はbガリーのボルダー
【アプローチ備忘録続き】
・次のcガリーは水の流れアリ
・更に次のdガリーは水の流れ無し(このガリーを詰めても行ける)
・写真ーーー水の流れる沢がcガリー、その左がdガリー(ブレててスミマセン)
・cとdの間の尾根の中に踏み跡あり、それが一番簡単なアプローチ(と思われる)
・目印はコレと言ってなし。踏み跡探して行くしかない

樹林帯を抜ければ草原広がり
朝日に輝き美しい

朝露に足元をしっかり濡らしながら
荒い使いで岩壁基部を目指す
見上げれば朝日に光るバッドレス基部がドーーーン!!

このまま晴れれば快適な岩登りが出来るけど・・・
【4:00】出発⇒【4:20】二股⇒【5:55】取り付き

岩を見上げるゲスト
空はまだまだ明るい。

さて、いつまで持つかな〜と思いながら登攀準備
スタートは5尾根支稜
岩は日差しのお陰でそこそこ乾いている

が、岩が脆い〜〜。
所々濡れている岩に少し苦労しながら
下部岩壁4ピッチを終えた時点【7:00頃】であんなに晴れていた空が早くも怪しくなってきた

ガスが立ち込め視界無し。ただ、まだ明るいガス
もうちょっと登ろうと横断バンドを抜けてcガリーを詰めて
4尾根取り付けに向かう

ルンゼ(?)内のスラブ状の岩場はしっかり濡れてて&プロテクションが無くて悪かった・・・
濃くなるガスの中4尾根取り付きに到着【7:50】

何となく空から降ってきてるような・・・
でも決定的じゃない。

引くか行くか?
もの凄く微妙な判断・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・行くか。

少し休んで登攀再開
そうと決まればスピード勝負
湿り気味でフリクションが悪いから、エイドでも何でもいいから登る攀じる這い上がる

なので写真はほとんど無しですスミマセン。
天気が良ければ高度感を味わい、展望を楽しむマッチ箱もサクサク進行

【8:00】4尾根取り付き⇒【9:10】マッチ箱懸垂点
懸垂下降も手早く終了

むむむ・・・空から落ちてくるものがハッキリしてきてるような・・・・。
でも懸垂下降を終えれば、もう上に抜けるしかない。

懸垂後、1ピッチ目はまだよかったけど2ピッチ目からは明らかに岩が濡れてきた
hoーーーNOーーー!!!
ここから先が濡れてると一番いやな所なのに!!

と嘆いても仕方なし。手早く安全に抜けるしかない。
枯れ木テラスからのトラバースが核心でした。

ランナーを多めに取って玉切れになりながらも何とか通過
そして最後のチムニー
濃いガスじゃなく、明らかに雨・・・。

この時点で時すでに【10:00】
もう30分持って欲しかった。


このチムニー、濡れていなければそれほどでも無いけど
濡れていると嫌らしい

リードは浅掛かりのカムををわし掴みで、何とか抜けて
ゲストはテンションを掛けながらも無事に登攀終了

怪我も無く、岩は濡れたけど本降りの前にクライミング終了!!
ホッと胸を撫でおろす【10:30】
登攀を終えて急ぐ必要も無いのに、何故か慌ただしく登攀具たたみ雨具を着込む

登攀の余韻に浸ることも無くそそくさと歩いて、
稜線に出ると西風の風雨によろめき北岳山頂到着【11:10】

雨具を着込んで歩いても暑くない気温
あ〜あ夏が終わっちゃったね〜〜

ガラガラの山頂で風を避けながら大休止
山頂を後にし、西風によろめきながらも足早に下山

稜線から離れれば風も収まり、少し暑いくらい
下りてくると気温も上がる
蒸してきた空気に嫌気が指してきたころ白根御池が見えてきた!

歩き飽きて小屋に到着【13:10】
さて、予定は小屋にもう一泊ですが
皆さんの総意は降りられるなら降りたいとの事

小屋に相談すると、快く「いいですよ〜」と言っていただいたので予約をキャンセルしてもらいました
白根御池小屋の皆さん、わがまま言ってスミマセン!

そうと決まれば休憩もそこそこにドドーーッツト下って広河原に【15:15】
最終バスは16:40だったけど、都合よくタクシーが出てくれて待ち時間少なく芦安に戻って終了

秋雨に濡れた
何故だかものがなしい行く夏の北岳バッドレスでした

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