山のぼり ツアーレポート

2019/7/24  権兵衛峠〜將基頭山〜伊那前岳

むか〜しむかし、薮原のそのまた奥に大食いで力自慢の権兵衛と言う木こりがおったそうな。

その権兵衛さんが、なぜだか知らんが大食いの坊主とそばのフードバトルでファイト!
その時、その坊主が食い過ぎでおっ死んぢまって、後悔した権兵衛が拓いた峠が権兵衛峠になったとさ。
(参考文献:日本昔ばなし 脚色:M.T)

と言う由緒正しき峠道から馬返しまでの中央分水嶺トレイルと、中央アルプスを繋ぐマイナー縦走プラン
ちょうど晴れ周期の始まりに当たって快適縦走!

あ〜〜雨の悲惨な薮漕ぎにならなくて良かった。
ガイド:高橋

いざ権兵衛峠へ!いざ薮へ!
今回も、ま〜PZらしい激しくマイナーな縦走

そこが隙間産業のPZの生き残る道だけど、今回も薮!(もちろん初見)
今年は漕がなくていいかと思ってたのにな〜甘かった(笑)

伊那市駅【10:45】〜タクシー〜権兵衛峠【11:15】約¥7500

整備されたトイレと広場で準備
準備整え出発【11:20】
歩き出して数分

本当の権兵衛峠に到着
東屋と石碑がゴロゴロ

分水嶺の石碑もありました。
そう、ここは中央分水嶺トレイルらしい。なに?中央分水嶺って?
OKグーグルで調べてください。
今から行く道も、かつては拓かれたらしく地図も所要時間も書いてありました。

これなら大した薮じゃないな、とタカをくくって突入
予想通り(今のところ)しっかりした道に薮が少し被さっただけ

概ね良好!
心配した天気も問題なく、晴れ時々曇り。

ただ日差しがあると暑〜〜ィ!!
薮で足元を濡らしながら
&所々激しい獣臭に慄きながら(ついさっき熊ちゃんが通ったような様子)

まず最初の目的地烏帽子(三角点の名前か?)に到着【11:45】
大汗を拭いながら、熊に会わなくて良かった〜と一息

下調べではここからが本番の薮コギとかあったけど
はたして?・・・
歩き出すと、薮は大したことない。

少し行くと唯一の難所の岩場
まぁなんの問題もないけどね
所々薮が深いところもありましたが、大体写真のような感じ

薮コギ初級レベル(当社比)
ハイペースでガシガシ進んでいると
写真の「まがる」の看板が【13:55】

ん?この看板の場所はたぶん・・・とGPSで調べると
1916ピーク付近の屈曲点

おおッ!?もうここか。思ったより早いじゃ〜ん!(余裕顔)
コージーコーナーのチーズケーキと世の中はそんなに甘くない。

余裕顔が真面目なルーファイ顔に変わる程の
一級品の薮が待ち構えてくれてました・・・。
もういっちょ「まがる」の看板【14:40】
(1917ピークから1つ目と2つ目のピークの間の屈曲点)

この間の薮は中々ですよ。薮コギレベル中上級(当社比)(でも短い)
二度目の屈曲点から先は明瞭快適

分岐に【15:10】到着
権兵衛峠から3時間半ほどの薮コギ

瞬間的に背丈を越える薮ありで、平均は腰の高さ
雨が降っていたら、雨具の中まで濡れる事必須の苦行の薮コギになるところでしたが
晴れてくれてよかった〜〜
薮コギレベルは初中級かな(当社比)
ここからは、超明瞭な快適高速道路を歩くだけ

で・す・が。
合流点標高約1900m⇒西駒山荘約2700m=標高差約800m
たっぷり2時間半はかかるんです。

しかも出発はお昼。さらに1名暑さからか足が攣る始末。
大樽避難小屋に【15:45】
こりゃ〜小屋着18時頃だな、と予想して小屋に電話を入れてノンビリ行くことに決定
たしか某〇谷社長は4時間半の行程とか予想してたような・・・
あまり深い詮索はしない方が世渡り上手ですね、ハイ(笑)

森林限界付近の稜線に出るころはすっかり夕方の雰囲気
眼下の伊那市街とその向こうの南アルプスに立ち昇る積乱雲

あの積乱雲がこっちに無くて良かった〜。
予想した通り、【18:00】西駒山荘到着

日が暮れる前に無事到着
お昼から登るにはちょっと遠いね。
西駒山荘は小さいけど綺麗!
建て替えて5年らしい。

綺麗で快適、夕食のカレーも美味い!
しかも空いている!

トイレが離れなのが少々難点
かわいい女子スタッフがいれば文句なし(オヤジ的発想(笑))
快適に過ごして朝

日の出を山の上で見るのは何時ぶりだろう?
見事な台風一過(になるのか?上陸してないけど)
山はこうでなくちゃ!

暖かくて美味しい朝ごはんをノンビリいただいてから
日の当たりだした小屋前で出発準備

人が居なくて騒がしくないのがまたイイ。
朝日に輝くコマクサを眺めながら出発【6:10】

風もなく快適な気温
小屋の主人に見送られながらひと気のない稜線歩き
至福の時間

分岐に荷物をデポして將棋頭山までは直ぐ【6:18】

バックは雲海に浮かぶ御岳山
日本百高山の1座をゲット!
左に目を移せば、中央アルプスの中心部がドーーン!

こんなにしっかり中アを見たのは初めてやわ〜。
文字通りサクサク進むと程なく、例の遭難記念碑に到着

(1913年(大正2年)8月26日から翌日にかけて襲った台風による悪天候に巻き込まれ、木曽駒ヶ岳を登山中の教員・生徒ら38人が遭難、うち11人が将棊頭山付近で死亡した山岳遭難事故)
詳しくは「聖職の碑」をそうぞ。

最近でも起こる大きな遭難はほとんどがこれと同じ気象遭難なんですよね〜。2006年10月の白馬の遭難もしかり。
明日は我が身。くわばらくわばら・・・。

濃が池経由で行くかどうしようか迷いましたが
折角の晴れ、やっぱり稜線歩きでしょう!

汗ばみながら木曽駒ケ岳へ
しんどいけど気持ちのいい歩き
ここまでほとんど人に会わず。
紺色をバックに浮かぶ緑と白の山並みは
右から駒ヶ岳・宝剣岳・伊那前岳
息を弾ませ山頂に【8:10】到着

地元の中学生の学校登山で賑わう山頂
山頂で疲れも見せず走り回る中学生を見て
思わず「若いってええな〜」とオッサン発言を呟いてしまった(笑)
山頂でのんびりして、宝剣山荘までブラブラ歩いて小屋で大休止

コカ・コーラパワーを充填して先に進んで
伊那前岳に到着【9:30】

ここも百高山に入ってると思ったら、入ってなかった。
調べてみても何にも入ってない不遇の山でした。

強いて言えば・・・
千畳敷カールが見渡せる好展望地の山
今日はガスが湧いてイマイチ

紅葉の時期にはよさそうですよ。
伊那前岳からは学校登山にも使われる歩き易い道を
途中、正に学校登山の集団とすれ違いながらドドーーッツトと下って

うどんや峠に【11:30】到着
その昔、ここにうどんとそばを出す店があったらしく、山岳と里山の案内人の中継点だったとか。
(伊那市観光協会)
さらに歩き易くなった道をドドーーッツト下って蛇腹登山口に【12:25】

暑さを増した林道を足早に歩いて北御所バス停に【13:20】
ビシッと13:28のバスに乗るには丁度いい時間に下山!
さ〜すが俺!(笑)

帰りに予定してなかったお風呂に入る余裕もみせてツアー終了

古道の峠から〜分水嶺トレイルを薮コギ
そして人のあまり居ない山域を歩いて、あえてロープウェイを使わずに下山
まさに隙間産業のPZらしいツアーですね〜、しかもそんなにしんどくない行程

普通の山歩きに少し飽きてきた、と言って岩稜歩きはちょっと言う方
いかが?

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