GWも盛り上がっている5月3日、4日、5日にパワーゾーンでは毎年恒例の笈ヶ岳に登頂してきた。
5月3日の14時に金沢駅に集合した後に、宿泊先である、「花くるみ」さんへ向かう。途中、行動食を購入するためコンビニに立ち寄り、1時間ほどのドライブで宿へ到着。
初日は集合だけですが、全国各地からお集まりいただいた、お客様。長旅の疲れを癒すため、翌日の笈ヶ岳登頂を達成するため、夕食後は早目に床に就くことにしました。
ちなみに、夕食はイワナの塩焼き、ニジマスのお刺身、山菜の天ぷら、クマ肉のカレーなど地元の食材がふんだんに使われており、お腹いっぱに食べるとこが出来ましたー(^q^)
5月4日、登山当日は2時30分起床の3時から朝食。宿を3時40分頃出発して、登山開始はJust4時。
登山開始直後は中宮温泉ビジターセンターの遊歩道を進みます。遊歩道沿いなので危険箇所はないが、ちょっとした段差や、濡れた草には注意が必要です。
ビジターセンターの遊歩道を30分ほどあるくと、一ヶ所渡渉があります。飛び石して、ジャンプ一発で渡れるけれど、固い登山靴でのジャンプは、着地で足を滑らせる恐れがあるので、やはり注意が必要です。
いよいよ、ジライ谷の急登の始まり。ここでペースを上げすぎると、長丁場の後半戦にバテてしまうので、ゆっくり且つ歩くスピードを一定に保ちながら、止まらずに進み続けることが大切です。
たまに、呼吸を整える程度に足を止めることはあるが、急登が続き危険箇所もあるので、休憩しづらいのも、ルートを困難にさせている理由の1つである。
また、冬瓜平に向かう迄にはもう1つ難所と言うか、登山者を苦しめることが。。それはジライ谷の頭を越えた辺りから藪が激しくなり始めることである。藪山ばかり登る人からしたら、大したことはないかもしれないが、藪山になれていない方は、苦戦するところ。細い尾根で両サイドは急斜面。藪が激しくて、ツラいとは言いつつも、藪があるお陰で、怖さは半減。一長一短ありますね!
そんなこんなで、渡渉、急登、藪漕ぎと難所を越えて、3時間40分ほどかけて冬瓜平に到着。ここまで、早すぎず、遅すぎす、順調なペースで進んでこれてます。冬瓜平を通過する前に、ここで長目の休憩をはさみつつ、アイゼン、ピッケルの装備を整えます。
冬瓜平を歩いていると、目指す笈ヶ岳(左のピーク)がよく見えます。
冬瓜平は平らと言いつつも、ちょっとだけ標高を下げながら進んでいきます。
標高を下げると言うことは、その分登らなければ行けないと言うこと。シリタカ山北側のピークへの登り返しが地味にキツいのでした。。
登り返しが終わるとこの景色!さっきまで遠かった笈ヶ岳も目の前に迫りつつあります!天気がイイので休憩の度に、こまめに日焼け止めを塗り直して、日焼け防止に勤めるのも、大切ですね!
シリタカ山の北側のピークから一旦、下って笈ヶ岳の南側に伸びる尾根を目指して進んでいきます。
笈ヶ岳の南側の尾根に出るまでには、また少し藪を掻き分けて進んでいきます。ジライ谷の激しい藪を乗り越えた皆さん、多少の藪はもう、余裕そうでした!
笈ヶ岳の南側の尾根に出たら、山頂まではもう一踏ん張り!ここから先は、藪漕ぎもなく、緩やかな登りが続きます。
山頂直下は雪がなくて、ちょっとした、ザレ場があったので、ロープをフィックスして登りました。
10時40分。標高1,841m。日本二百名山、笈ヶ岳に無事に登頂!登り始めて実に6時間40分。長かった分、達成感や充実感は今までの、どの山よりも大きかったのではないでしょうか!
山頂標識の向こうには霊山、白山も見えます!
下山もまだまだ、長丁場の行程のため、山頂で少しのんびりしたら、11時頃下山開始。改めて、気を引き締めて降りていきます。
下山は往路を辿り進みます。冬瓜平を過ぎてジライ谷に入るまでは危険箇所もなく順調に進んでいきます。
ただ、何度も話している通り、長丁場のツアーなので、こまめに休憩をはさみつつ、息が上がらないように、呼吸を整えながら進んでいきます。
ジライ谷に入ってからは、登りの時以上に慎重に下っていきます。
フィックスロープが張ってあるとは言え、ボロボロのトラロープでは何時、切れてしまうか分からないので完全に体重を預けるわけにはいきません。後半の急な下りが今回のツアーの一番の核心ポイントでした!
無事に下山して、駐車場に到着したのは17時。それから、新中宮温泉センターへ行き汗を流して、宿に戻り夕食をいただいたのが18時30分でした。
夕食の後は、朝早かったので早々に就寝。
翌朝は7時から朝食を食べて、8時に宿を出発。
9時頃に金沢駅で解散となりました。
日本二百名山の中でも、特に険しいとされる笈ヶ岳。皆さん無事に登頂できて一安心です!今回はツアーにご参加いただき、ありがとうございます。
また、次回もパワーゾーンのツアーにご参加ください。
よろしくお願いいたします。