まだ、関東は梅雨入りはしてないですが
それでも、前日までの雨予報が嘘であったかのように
タイミング良く天気に恵まれた山行でした。
山梨百名山である小楢山の日程から参加のお客様は
塩山駅に朝10時45分に集合。
クネクネとした山道を車に揺られながらドライブする事30分。
焼山峠登山口に到着です。ここの標高は1,527m。
今日の標高差は126m小楢山登山参加のお二人には少し余裕過ぎる
足慣らしだったかもしれませんね(´^ω^)
登山開始は11時25分。登山口では子授地蔵様たちが出迎えてくれます。
ここは夫婦に子供ができないとき、子授地蔵様を
誰にも見られないよう一体持ち帰り、子供が授かるよう
毎日お祈りをし子供が授かったら、
二体にして元に戻して祀っておく(登山口の看板から引用)
と言う風習がある、知る人ぞ知る山梨の観光名所です。
しかも、全国各地にある子授地蔵様の中でも
相当、効果のあるパワースポットだと言うお話です。
是非、気になる方は足をお運びください!
小楢山の焼山峠コースは全体的に
緩やかな斜面で登山と言うより散策に近く、
これから山登りを始めようと言う方にはおすすめです。
緑が芽吹く時期と言うこともあり、散策中はお花や山菜を探したりと、
植物の名前を覚えるのにも良い季節かなぁと思いました。
標高1,590m辺りで旧道と新道に分かれるのですが
新道の方が急登と言うことで、登りは緩やかな旧道を選択しました。
通りゃんせ♪通りゃんせ♪行きはよいよい、帰りは怖い♪
ってやつですね。
12時35分。標高1,653m小楢山山頂に到着。
雨が降らないだけ良かったですが、山頂は雲の中。
正面の富士山は残念ながら見れませんでした。
山頂には古びた、あずま屋があり
ゆっくりと昼食を食べた後、下山開始。
下山は新道を下ります。
時間に余裕もあるし山菜をとったり、
煎餅の様に薄くて丸い「的岩」を見ながら下山。
それでも14時10分頃に登山口に到着。
1時間10分ぐらいで戻ってこれました。
短い散策でしたが楽しい時間でした。
来年はここに山菜を取りに来ようかなぁー(^-^)
小楢山下山の後、鶏冠山のみ参加のお客様とは塩山駅で16時に集合。
30分くらいのドライブで今晩のお宿「リゾートハウス鶏冠荘」に到着。
味噌鍋、馬刺、山菜の天ぷら。
今夜のお宿もお食事がボリューム満点で美味しすぎます(^q^)
鶏冠山登山日。
鎖場が多く行程が長くなることを考え、朝4時に宿を出発。
登山口までは車で5分ほど4時10分頃に歩き始めました。
吊橋を渡り、西沢渓谷との分岐で鶏冠山方面へ向かいます。
この辺りは、釣り師や沢登りをやる方も通るため踏みあとがあります。
5時頃。標高約1,153m。鶏冠谷と東沢の分岐で徒渉します。
「鶏冠谷出合」の看板のついた大きな木が目印です。
丸太橋が掛かってることもあるのですが、
今回は掛かってないので靴を脱いで渡渉しました。
朝一なのか、まだまだ沢には早い時期なのか
川の水は冷たくて目が覚めます。
今回は鶏冠山に登るので東沢ではなく、鶏冠谷に入っていきます。
谷に入ると直ぐ左手に、鶏冠山に向かう踏み跡があります。
鶏冠山への尾根は初めて登った時は急斜面で「ぜぇぜぇ」
言ってましたが、地形図を良く見て、ゆっくり登っていくと
緩やかとまでは行きませんが、登りやすいと感じました。
1,600m前後からチンネのコルまでは登りがきつくなり、
登山道が崩れている箇所が続きます。
斜面と岩の間の細いバンドをトラバースするように登っていきます。
ここを登りきるとチンネのコルまでもう少しです。
チンネのコルで一息入れます。
この先は第3岩峰まで岩場、鎖場が連続するので
ここでヘルメット、ハーネスを装着です。
08時10分。標高1,947m。第1岩峰に到着。
岩場の通過はお客様もこちらも緊張の瞬間です。
登りきってしまえば、素晴らしい眺めが待っています!
一度、岩峰に上がってしまえば、
少し安心。岩と岩の間を縫うように進みます。
第2岩峰ここも慎重に登っていきます。
第2岩峰から第3岩峰へ。
所々、踏み跡もあり緊張で乱れた呼吸を整えられる様な
平らな場所もあります。
第3岩峰は迂回します。
ここはクライミングができないと
登れないレベルの岩場なので今回はお預け!
09時30分。2,015m。第3岩峰と山頂への分岐。
ここから北へ向かい山頂を目指します。
分岐から歩くこと約40分。
10時10分。2,115m。山梨百名山の四天王。鶏冠山山頂に到着です!
お客様の中の男性メンバーの記念すべき山梨百名山、百座登頂の
瞬間に立ち会うことができました。
百座達成おめでとうございます!
そして、皆様も登頂お疲れさまです!
下山は往路を辿って下ります。
分岐では第3岩峰のピークを見に行きました。
ここには山梨百名山のボロボロになった標柱があります。
前はしっかりと標柱っぽく立ってたのに折れちゃってました。
実は、地形図の山頂と標柱の場所が違うんですよね。
毎年、事故の絶えない山域なので
下山は登り以上に慎重に岩場を通過します。
岩峰とチンネのコル直下を過ぎると尾根も緩くなり
鶏冠山の山行も終わりが近づいてきます。
最後まで気を抜かず、事故なく、怪我なく、慎重に下っていきます。
最後は再び渡渉して疲れた足をアイシング!
これが気持ちイイんですよね!!
あとは、河原、吊橋、林道をサクサク歩いて
15時05分頃、駐車場に到着。
15時30分頃、塩山駅解散と言う流れで
無事ツアーを終えることができました。
山梨百名山最難関、四天王とも言われる山でもあったので
皆様が無事に登頂下山できて一安心です。
今回もツアーご参加いただき、ありがとうございました!