一般的なルートではなく小無間山の北東尾根を登るルートで
大無間山へ登りました。
従来のコースよりも登り返しが少なく、歩きやすい尾根道です。
登山初日は朝10時に静岡駅に集合して
井川方面に車を走らすこと約2時間、
百畳峠の駐車場から山伏岳の山頂を目指します。
登山口で昼食を食べた後スタートは12時30分頃でした。
百畳峠から山伏岳は、片道約1.5km、標高差は約250m
緩な登りなので、4、50分ほどのハイキング感覚で登れてしまいます。
歩き始めて20分ほどで西日陰沢との分岐を通過。
山頂近くの遊歩道からは、富士山の眺めがスゴく良かったです!
13時10分。標高2,013m。山伏岳山頂に到着。
この日は展望も良く、小笊、笊ヶ岳、布引山、塩見岳、悪沢岳、
赤石岳、聖岳などなど南アルプスの山々が一望できました。
山伏の下山は山頂周辺の遊歩道をぐるりと周り、
14時頃には百畳峠に戻ってきました。
この日はこのまま宿に向かいます。
百畳峠から車を井川方面に1時半30分ほど走らせて
お世話になる「白樺荘」さんへ。
「白樺荘」さんの夕食はご飯お味噌汁は
おかわり自由でボリューム満点でした。
2日目。朝4時20分頃に「白樺荘」さんを出発。
10分ぐらいで今回のスタート地点である明神橋に到着。
奥に見える黄色いステップから法面に取り付きます。
登山開始は4時40分ぐらいでした。
今回のツアーの一番の難所。
下部の水線はどう頑張っても落石が起こってしまう。。
一人一人、間隔を開けて渡りましょう。
スタート地点から1,100m(鉄塔周辺)までは傾斜の強い急な登りです。
落石を起こさないように慎重に足を運び、ゆっくり登っていきました。
鉄塔よりも下はロープも張ってあります。
足元が不安な方はロープを使うことをおすすめします。
鉄塔からは少しですが傾斜も緩くなります。
中電の点検用の巡視路に使われているらしく、
流されて砂利に埋まってる所もありますが簡易的な階段もあります。
6時。標高1,309m。小無間山の北東尾根に取り付きました。
ここから先は緩で単調な尾根歩きです。
ピンクテープも張ってあり、迷うことはないと思いますが
地図やコンパス、GPSを使い道に迷わない対策をして
進んでいきましょう。
小無間山、北東尾根間違いやすいポイント①
標高1,805m。外山沢の頭。
小ピークで北東、南東、南西、北西と
十字路に尾根が広がっているので注意が必要です。
ピンクテープはありますがしっかり読図しましょう!
小無間山、北東尾根の間違いやすい所②
小無間山、真北の1,870m周辺。
登りでは間違える可能性は低いですが
小無間山とは逆方向にも踏みあとが、しっかりとついています。
下ってきてここの分岐をまっすぐに進んでしまうと
遭難してしまう可能性が高いので要注意です。
09時10分。標高2,149m。小無間山に到着です。
標高差約1,320を一気に登ってきました。
北東尾根で登ってきたので、今回は難所とされている
鋸歯のような崩落箇所を通過することなく
比較的安全に登れたように思えます。
中無間山に向かう途中、大無間山が良く見えるポイントがあります。
ここは崩落箇所でもあるので気をつけて通過しましょう。
10時。標高2,109m。
大無間山が良く見えるポイントを
一度、下って登り返すと直ぐに中無間山です。
ここも三叉路になっているので
下りの時には道間違いしないように注意が必要です。
中無間山から大無間山へ行くときも二箇所
展望の良い場所があります。
ここでは南アルプスの方面が一望できました。
初日も天気に恵まれましたが、
2日目も天気に恵まれて山がくっきり見えますね!
11時20分。標高2,329m。日本二百名山。大無間山山頂に到着です。
山頂は展望はないですが
平らに開けているので休憩はしやすいです。
しかし、この日は風が時おり強く吹いていたので
山頂では軽くエネルギー、水分の補給のみで直ぐに下りはじめました。
下りは往路を辿って下山します。
登りでは気づきませんでしたが、
中無間山と小無間山の間のコルの辺りに
木にクマの爪痕がありました。
木の皮の剥がれ方がまだ新しく生々しいので
最近の物のような気がしました。
登山道でクマと遭遇したらと思うとゾッとしますね。
下山で一番気を付けなければいけないのが、やはりここでした。
登り始めに出てくるザレ場。
どんだけ慎重に下っても絶対、岩を落としてしまうので
ここは一人一人通過していきました。
下山したのは17時ちょうど。
12時間20分の長時間山行お疲れさまでした。
この日は宿に戻り18時15分から夕食となりました。
3日目は朝の7時から朝食、8時に「白樺荘」さんを出発し、
静岡駅での解散は10時10分頃でした。
皆様、3日間の山伏岳、大無間山ツアー
ご参加いただきありがとうございました!