2023/7/2-5 “遥かなる”の言葉に偽りなし

1日目

元浦川林道は今年も通行止め。やはり徒歩で行くハメになりました。

沢靴に履き替える最初の徒渉点までは3時間半かかりました。何ともツライ…

沢沿いの道はこんな感じ、支流がいくつもあり道間違いに要注意しながら徐々に高度を上げてゆきます。

峠越えの手前と越えた先の数十メートムは非常にドロドロでズルズルの斜面。周りの薮が頼りになります。

林道に出ると、一箇所道が完全に流されてしまっている箇所がありました。際を伝いながら何とか沢に入らないように渡りきれました。

渡渉点からペテガリ山荘まで約4時間、登山のない日の7時間越えのアプローチ。これぞ”遥かなる”ペテガリ岳!

林道ゲート     8:56

林道終了渡渉点   12:27

峠         14:31

再び林道      15:43

ペテガリ山荘    16:53

2日目

もちろん遥かなるペテガリ岳が大変なのはアプローチだけではない。山荘からの往復だけでもしっかりと12時間は要するロングコース。よって下山後も山荘でもう一泊します。

初めに沢沿いの道を少し進んだ後、すぐに尾根に向けて登り始めます。この辺りは笹も藪ではなく歩きやすいです。

やがて明瞭な尾根地形に乗り、最初の明確なピーク、1050を目指します。

1250のピークを過ぎるとアップダウンの繰り返し。

出発時はガスに覆われていましたが、青空ものぞくようになってきました。

1293のピークには何やら道具箱が。

その先、笹が登山道に覆い被さっていました。どうやら草刈りの作業用の道具箱だったようです。この先は藪か…?

ペテガリ岳が樹々の隙間から姿を見せました。遥かなる頂が今確かに視界に捉えられる所まで歩いてきました。

とりあえずこの段階でも藪は回避。結構奥の方まで刈ってくれています。

展望台付近からのペテガリ岳へと続く500メートルの急登。これが登山者を悶えさせる”ペテガリ岳の500メートル”!

しかもこの急登は薮薮!

前半笹薮で、後半はハイマツの薮。登頂前の試練です。

最初にパッと現れるコチラはニセピークですのでお間違いなく!

ペテガリ岳登頂!

ガスガス!

そして看板はペテ”カリ”!

周りの景色は全然見えませんが、皆さん登頂の喜びで満足された様子。

下山時、雨に降られました。

最初は鬱陶しい雨だな、と思っていましたが、この雨のお陰で気温が下り以外に歩きやすくなった?

助かりました。

雨はそれほど降り続かず、適度に身体をクールダウンしてくれて本当にありがたかった!

最後は元気に山荘到着!

ペテガリ山荘出発   4:00

1050ピーク      5:56

1250ピーク      6:57

1293ピーク      7:13

展望台        8:58

コル         9:10

ペテガリ岳      11:14

下山開始       11:37

コル         12:41

1293ピーク      14:38

1250ピーク      14:54

1050ピーク      15:42

ペテガリ山荘     17:08

3日目

出発前、3日間の想いを名残惜しみ皆さんで記念撮影。

退屈な?林道歩きを癒してくれる鹿の親子。

道中は鹿だらけ🦌

キツネも何匹も見ました。

見なかったのはヒグマだけ(見なくていい)。

この日は陽射しが強く、結構暑い。

改めて昨日がこんな感じでなくて良かったと痛感。

長い長い林道歩きもペテガリ岳登頂の満足感があれば気持ちよく歩ける!でもゲートが見えた時の皆さんの表情は一様に満面の笑み。そりゃそうですよね〜^_^

ペテガリ山荘出発    5:30

峠           8:00

林道出合徒渉点     9:25

林道ゲート       12:52

今回ご参加下さったゲストの方々、ありがとうございました。

またお会いできる事を楽しみにしています!