2023/6/24-27 北海道ツアーのこけら落とし
1日目
今年も始まりました、北海道ツアー。
そのこけら落としは大千軒岳から。
知内温泉に宿泊し、早朝4時に宿を出発。40分ほどで登山口に到着。ここから登山開始です。
いきなり渡渉からスタート。
このあと大小合わせて10回以上渡渉を繰り返します。
自然の渓谷美が素晴らしい。
飛び石ではとても渡り切れません。
あらかじめ用意していただいた沢靴で容赦なくドボンしながら歩きます。
2時間ほどで金山番所へ到着。
この先も2,3度ほど渡渉がありますが、そこは飛び石で渡れるためここで靴を履き替え沢靴はデポしていきます。
沢が終わり尾根に取り付くとそこからは一気の急登。
標高を上げるとガスの中に突入してしまいました。
千軒平に出るとそこはお花畑。
チシマフウロとエゾカンゾウが咲き乱れておりました。
よく見る十字架。残念ながら後ろに続く大千軒岳への稜線はガスの中。
山頂手前で一時だけガスが晴れてくれました。
山頂到着!
下山を始めると霧雨が降り始めやがて大粒の雨と変わってしまいました。
雨が強くなる前に樹林帯に逃げ込めたためなんとかレインウェアは着ずに乗り切れました。
ここ、すっごくドロドロです…
登山開始 4:50
広い河原 6:04
金山番所 6:53
尾根取付 7:30
休み台 7:53
ガンバレ岩 8:33
千軒平 8:50
大千軒岳 9:32
千軒平 10:15
休み台 10:53
金山番所 11:31
下山 13:37
2日目
狩場山…
これがなかなかのくせ者でした。
当初の予定は山の東側にある千走(ちはせ)登山口から登る往復約6時間ほどのコースでした。
しかし現在は手前の賀老キャンプ場から通行止め。
しかも狩場山の東斜面は残雪が多い急斜面をトラバース気味に登るため雪の状態によってはかなりの危険を伴います。
総合的な判断から、時間は長くなるものの登頂できる確率のより高い茂津多(もった)コースよりアプローチすることにしました。
登り始めは大変綺麗に草刈りされ、よく整備されています。
登り始めは…
やがてすぐに朝露で濡れた草むらとなり
倒木もあちらこちらに現れ始めます。
マダニもウヨウヨ。休憩の度に払い落とします。
そして何より我々を苦しめたのがこの倒木やら灌木やらのトンネル。
1000m台地と呼ばれる台地を越えるまで約3時間ほど何度も何度もスクワットを余儀なくされます。
前山の手前でようやくトンネルから解放されます。
ここから先は一気に歩きやすくなります。
狩場山もドカーンと登場!
ところが…
あれ?ガスってきた
山頂直下、ガスガス…
とりあえず山頂到着。
何とも言えない達成感がありました。
山頂で粘っているとガスが晴れて来た!
海岸線が見えるって気持ちがいい!
下山時山頂を振り返り。
これこれ、これが見たかったのよ!
下山してくると途中に草刈り機が。
整備の手が入っていたようです。
草刈り機がデポしてあった場所から下は綺麗に草刈りが行われていました。
あのトンネルも何とかしてくださいな…
往復12時間の長丁場でしたが、その分喜びはひとしお。
本当にお疲れ様でした。早く宿に行って乾杯しましょう🍺
登山開始 4:47
小沼 8:16
前山 9:19
狩場山 11:02
前山 13:06
水場 15:17
下山 16:42
3日目
最終日、朝起きると宿の外は雨でした。
ゲストの方々はみな樽前山には既に登っているとの事。
天気が良ければまだしも、雨なのにまた樽前山に行くのもなぁ…とゲストの方々。
そこで。
Bプラン発動。これがパワーゾーンのいい所!
予定をガラリと変えニセコにあるイワオヌプリに行く事にしました。
皆さん初めて登る山なら雨でもいいか~と覚悟していましたが、移動してみると何と!
快晴ではありませんか!
まさに奇跡!プラン変更大成功!
イソツツジ咲き乱れる登山道。
ベニバナイチヤクソウ。
綺麗な階段。
いやぁ、整備されているって素晴らしい。マダニチチェックもしなくていいし。
いかにも火山って感じの山です。
狩場山が見えた!
やはり東側斜面は雪が多く残っているようです。
ここ、期待していたよりもずっと気持ちのいい山です。
ニセコアンヌプリの脇に羊蹄山の姿。
ふるさと富士って全国にたくさんありますが、羊蹄山が一番富士山に似ていると個人的な主観。
イワオヌプリ山頂。
梅雨時の本州の風とは全く違う爽やかな北海道の風が多少強く吹き付け、とっても気持ちがいい。
山座同定なんかを楽しみながら30分以上山頂を満喫してしまいました。
雷電山まで続く縦走路。
ここも企画に考えてみたいですねー
前日とはうって変わり何とも幸せなトレッキングを堪能しました。
下山後はもちろん五色温泉で湯治♨
最高でした。
登山開始 8:59
分岐 9:47
イワオヌプリ 10:46
分岐 11:36
下山 12:23
札幌駅解散 16:50
今回ご参加下さったゲストの方々、ありがとうございました。
またお会いできる事を楽しみにしています!