梅雨入り直前の晴れた2日間を利用して山梨百名山を2座登ってきました。

1日目の集合は塩山駅。30分程移動して登山口の焼山峠から登り始めます。登山口には「子供がいない夫婦が地蔵を持ち帰って拝んだら子供が授かった。」と言い伝えのある子授け地蔵があり、何百体と大小様々なお地蔵様が鎮座していました。焼山峠は金峰山の登山口としても知られる大弛峠へ向かう途中にあります。

焼山峠の標高は約1,530mあり、甲府市内でも最高気温が29℃あったこの日も山の心地よい風と緑に覆われた森の中空気のお陰でひんやりしていて、歩くのにはちょうど良かったです。

ハルゼミの声を聞きながら、何度か登り下りすること約1時間半、山梨百名山の小楢山山頂に到着です。山頂からは富士山だけでなく、大菩薩嶺や南アルプスの方まで絶景が広がっています。

小楢山からは幕岩に向けて進みます。小楢山山頂からは約20分ほどですが幕岩直下の岩場は鎖場になっていて一人ひとり間隔をあけて登っていきます。

幕岩からの下りも、岩と鎖を使いながら慎重に下ります。

幕岩直下からは往路とほぼ同じ道をたどりながら、帰り際に登山道脇の「的岩」を見ながら焼山峠に戻りました。矢を射りたくなるような薄く丸い岩は立っているのが、不思議な感じがしました。

夜は「鶏冠荘」へ泊まり、毎度驚かされるぐらい豪華なお食事をいただきました!!

2日目は今回のツアーのメインと言ってもいい鶏冠山へ向かいます。「鶏冠荘」から登山口へは車で5分ほど。宿を朝4時に出発しました。まだ、薄暗いうちから歩きはじめたため、沢沿いの林道は少しひんやりとしていました。

吊り橋から眺める「鶏冠山」あの尾根を登って。あそこが第一岩峰で、第二で第三で。とみんなでルートファインディング。今から緊張がが高まっていました!!

渡渉ポイントの鶏冠谷出会い。台風の後だけど水量は平時と変わらず。渡渉の深さは膝ぐらいでした。

鶏冠谷右岸の尾根二取付き、いよいよ登山開始!鶏冠山に来るたびに尾根取付き付近の登りは急登に見えて実は、緩やかなんじゃないかと思い始めた最近。そんなこと言って飛ばしていると、すぐ息を上げてしまうのでペースを乱さず、ゆっくり登ります。

標高を上げるにつれて、徐々に道が険しくなっていき、木の根や切株を掴みながら進みます。

チンネのコル手前には少し悪いトラバース道もあり、ロープありで緊張感が更に高まりました。

チンネのコルに向かうガレたルンゼには時期は遅かったですが沢山のタラノキがあり、山菜の時期にまた来たいなぁと思いました。

チンネのコルてヘルメット、ハーネスを装着したらいよいよ岩峰へ!第一岩峰の取付きが1番長くて高度感のある鎖場で緊張感はMAXに!!

その後も第二岩峰の鎖場と、もう一箇所鎖場を通過して第3岩峰の迂回路へ。ココの下りが意外と悪く、落石に気を付けながら慎重に進みました。

迂回を下り第三岩峰のコルへ。ココで小休止をした後に第三岩峰へ向かいます。

富士山の眺めがよく、岩峰の山頂付近には新しい山梨百名山鶏冠山の標柱と古い山梨百名山鶏冠山の標柱がありました。でも、ここは鶏冠山の山頂ではないので一度、第三岩峰のコルまで戻り、山頂へ向かいます。

第三岩峰のコルから鶏冠山山頂までは片道30分ほどシャクナゲの藪を掻き分けながら進むと

山梨百名山「鶏冠山」に到着です!山頂からは山梨、長野、埼玉にまたがる「甲武信ヶ岳」と「木賊山」が見えました。

下山は登り以上に岩峰の鎖場で気を引き締めながら下り、15時頃駐車場に戻りました。塩山駅で解散前には白龍閣で温泉に入浴。何時もは笛吹の湯で入浴でしたが定休日で別の温泉へ!何時もと違う温泉も気持ちいいものですね!塩山駅での解散は16時半ごろ、皆さんお疲れ様でした!ツアー参加ありがとうございます!次回もご参加お待ちしております!