山のぼり ツアーレポート

2017/8/3  奥穂高岳 南稜クライミング

皆さんご存知、日本アルプスの父、ウォルター・ウェストンが奥穂高岳を初登した時に登った奥穂・南稜ルート

そんな超クラシックルートですが、薮と岩の傾斜のキツイ難路なんです。
よくもまあ、ウェストンさんも登ったもんだ。

でも、重太郎新道もよく開いたと思える道だから、穂高は険しいって事ですね。





夏真っ盛り!

沸くように浮かぶ雲の間から覗く、青空と緑の森と白く光る岩肌が夏本番を思わせる上高地
観光客と登山者、ハイカーがごった返す河童橋を抜け、岳沢へ
お昼集合なので、暑い登りに耐えて岳沢小屋に到着【15:30】

どうやら西穂方面で遭難事故があったようで、装備を固めた警備隊が忙しそうにしていました。
自分たちは絶対お世話にならないようにしましょうね・・・。

にわか雨もありましたが日没頃はいい天気になり
明日もその調子でお願いしますよ〜と思いながら就寝
次の日もちろん早出
【3:30】起床
【4:30】出発

残雪が多く取り付きまでは雪渓歩き
早朝で雪も固いのでアイゼン装着で登っていきます。
空が白み始めてくると雲も少なく天気はイイ!

その空をバックに浮かび上がってくる三つの頂
昨日は見えなかったトリコニーと呼ばれる岩峰群が見えてきました!

あそこまで行くのか〜とテンションも上がります。
雪渓から取り付きに到着したのは【5:00】

さあここからは登攀
ハーネス、ロープを装着してトリコニーに続くルンゼを登っていきます。

最初に2回ほど傾斜のキツイ短い岩があるんですが、朝露で草も岩も濡れていて想像以上に悪い!

滑る〜〜(泣)と冷や汗掻きながらも通過
その後も傾斜のきついルンゼを、朝露でずぶ濡れになりながら登っていきます。

ホントに靴の中までずぶ濡れ・・・(泣)
乾いていれば問題ないけど濡れているので気を使いました。

今回は直登ルートで行ったのでルンゼはスラブに当たって終了【7:30】
さあ、このスラブを登りますか。

凹角のクライミングで3級20mほど。
実はここが今回の核心かも!?
登攀慣れしていないゲストが凹角のクライミングで手こずり時間がかかりましたが、
無事切り抜け、その後草付きを登りトリコニー1峰取り付き着【9:00】

ここからは薮から解放されて岩登りになる上、陽があたって岩も乾いてきた!
は〜やっと快適な登りになるわ〜。

視界も開けて展望も高度感もバツグン!
思わずゲストもイェ〜イ!

ここまでの日陰のずぶ濡れクライミングは寒いぐらいでしたからね〜。
ウェストンの登った道をロマンを感じながら!?トリコニーの登攀
これぞアルパインクライミング!!

カメラを向けるとポーズを決めれるぐらい、難しくない岩登りを楽しめます。

トリコニーの取り付きまでカットして登れれば、さぞ快適なんでしょうけど、
そこまでの薮岩クライミングも日本らしくて味わい深いですけどね(笑)
そしてトリコニーの核心部

数手だけ気を遣う登攀です。3級プラスぐらいか??

ここも少し時間がかかりましたが無事通過
核心を抜けて足場の悪いトラバースをからハイマツ帯に入って振り向けば
トリコニー1峰がそびえ立つ。

この辺からは踏み後も明瞭
2峰への登りは普通に歩いて到着

1峰【9:45】
2峰【10:10】
3峰は登るラインから少し外れているからパス

その後はガレ場を登りリッジを越えてつり尾根分岐を目指します。
以外にこの辺りも険しい。

ガスに覆われなければ高度感のある歩きが楽しめたんですけどね〜・・。
踏み後も薄いので適当歩き

3000mを越えているので苦しいし、疲れからペースが上がらない・・・。
それでも何とか南稜の頭【11:55】到着!!

やった〜!!南稜抜けたぞ!
予定より時間かかったけど無事来れたからよし。
時間も時間なので奥穂山頂はパス
後はツリ尾根歩いて重太郎新道を下るだけ。
楽勝!と言いたいけど中々の難路が続くので気が抜けない。

疲労でペースも上がらず岳沢小屋に到着したのは【15:35】
小屋に着くと雨がパラパラ。無事終了して天気もギリギリセーフ。

そう言えば晴れ男継続中か!?

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