山のぼり ツアーレポート

2017/6/30  エブリ差岳・粟ケ岳・風倉山

梅雨前線の北上に伴い、天気予報は荒れ模様。。

山は登ってみなければわからない!と言いつつも、みなさん若干諦め気味の中スタート。

初日、2日目と天気予報よりも落ち着いた天気でしたが、3日目に暴風雨に取っ捕まり。。。


ガイド : 入倉庸仁 弓場まどか

新潟100名山、越後100山に名前を連ねる風倉山。

標高931mと、エブリ差岳への足慣らしで登れそうな雰囲気に反して、全く足慣らしではないヤブこぎの山。。
昨年よりもヤブが成長し、難しさは1.5倍に。踏み跡は明確にありますが、ヤブが覆いかぶさり掻き分けないとわからない!
今年は積雪が多かった影響が至るところに。
登山道のゲートが雪でひしゃげ、開かなくなっていました。
さらにヤブも雪のせいでちょうど体に当たる高さに寝ていて登りづらい!

参加者からは「初日はゆっくり温泉プランに変えたら?」なんて声があがるほど不評(笑)
足慣らしのつもりがすっかりクタクタ。

【11:50】スタート
【14:20】山頂
【16:50】下山
登山道へ至る胎内川ダム上では柔らかい部分だけを食べられたミヤマクワガタが20匹以上!

鳥に食べられたんでしょうか?
だとしたら超高級食材を食べてさぞや肥えていることでしょう(笑)

余談ですが、田舎では定番のミヤマクワガタ。
私のような田舎もんは身近なコイツよりもノコギリクワガタやカブトムシの方が貴重で価値があると思ってましたが、実際はミヤマクワガタの方が4~5倍の値がつくそうです。
小さいころ、都会に住む従兄弟に送ってあげたら学校でヒーローになっていました!
奥胎内ヒュッテはこだわりのコース料理!
7000円の料金でこれが味わえるのがこのエブリ差岳ツアーの醍醐味。

宿はすこぶる快適ですが、風倉山登山は不快の極み。
来年参加を検討されている方は新聞紙をお持ちください。
100%、靴の中までもズブ濡れになります。。
深夜から明け方にかけてバケツをひっくり返したように猛烈な雨。
はっきり言って、登頂は諦めて代替案を考えていました。。

しかし4時半ころには落ち着き、とりあえず行ってみることに。
あまりの土砂降りにアカショウビンも大騒ぎ。

昨年はまだ運行していなかった登山タクシーも、この日(7月1日)が山開きということで運行!5:30の第一便より先に乗せてもらえ【5:30】足の松尾根登山口からスタート!
なおタクシーは10人乗りのジャンボタクシーで、先着順にピストン運行。天気が良く登山者が多ければ5:30便に必ず乗れるわけではないので注意。
タクシーが使えたので、朝一アカショウビンの綺麗な鳴き声を聞きながらの贅沢山歩きは叶いませんでしたが、荒れ予報の割にはそこまで降られることもなく快適に高度を稼げました。

登山道は姫子の峰までが急登、その後ほんの少し岩場があり、あとは緩やかにひたすら登っていきます。

【6:30】姫子の峰
【7:45】ヒドノ峰
【8:20】イチジ峰
1000m近くになってくると、登山道脇にはヒメサユリの見事な群生!
昨年は見られなかった花に疲れも癒されます。
【9:00】大石山到着。
ここからは稜線歩き。事前の天気予報では大雨+風速18m/s。。

雨に濡れた状態でそんな風に吹かれたらひとたまりもない!ということでひどかったら引き返しますよ、と言いつつ偵察に。

あれ?思ったより行けそうだぞ?行っちゃいますか!

ここまでの登りでそんなに体も濡れていなかったのが幸いしました。
ハードガス&予報よりは弱いながらも強風に煽られながら歩いていると、突然ガスが取れたじゃないですか!!

なんて日頃の行いが良いメンバーが揃っているんでしょうか!

残雪と緑、実に飯豊らしい景色に心奪われます。
疲れて下ばかり向いていた皆さんもテンションが回復!

相変わらず横殴りの雨には晒されていますが、ここぞとばかりにシャッターを切ります。
【9:50】鉾立峰
【10:25】山頂到着です!
まさか山頂からの展望が楽しめるとは思いがけないご褒美。

あいにくの天気でしたが、登るには涼しくて助かりました。
山頂から登ってきたルートを見下ろす。

稜線歩きは遠いようでいて約1時間ほど。
エブリ差の小屋で大休止して【11:00】出発。
休憩中が一番の暴風雨でした。

下山は再びハードガスの中。
大石山に【12:10】

最近流行りのGPS時計。さすがの精度。
万が一の時の安心感が違いますね。
【12:50】イチジ峰
【14:10】姫子の峰

雨が上がるとマムシがこんにちは。
風倉山にもいました。雨上がりは日向ぼっこに登山道付近に出てくるので要注意。

手を添えたくなるような岩や根の上によくいます。
【14:55】無事に下山!
下山のころには暑いくらいでした!
帰りもタクシーでよよいのよいと。

下山タクシーは13:00、14:00、15:00、16:00、17:00の5便。
時間通りというよりは、下山者が来るたびに運行しているような感じでした。

何はともあれ、長丁場の登山お疲れ様でした!
3日目は300名山粟ケ岳!
山蛭に注意!と全国版の新聞にも載ったヒルの山。。
昨年は1匹も見かけませんでしたが、雨の今年ははたして!?

3日目も予報は芳しくないですが、朝はまだポツポツ程度。
朝から土砂降りなら諦めもつくってもんですが(笑)
2日間でだいぶお疲れのみなさん、なんとなーく土砂降りでの中止を望んでいたとかいないとか。。

【8:00】登山開始
粟ケ岳登山道は渡渉が何箇所かあり、この猿飛滝が一番の水量。
昨日までの降雨の割には晴れていた去年と変わらない水量。この判断が帰りに裏目に出ることに。。

ここを過ぎるといよいよ本格的な登りの始まり。
霧に覆われたブナの森は神秘的、というかちょっと暗くて怖いくらい。
粘土質が露出した登山道は滑りやすく気がぬけません。

【8:35】3合目
【9:25】5合目(粟薬師)
3日目なのでだいぶゆっくりペースです。
6合目【10:00】を過ぎた辺りでカッパを着る間もないほどの突然の豪雨!
あまりの突然さに、ゲリラ豪雨だと思っていたら、なんとそのままずっとその豪雨が続く。。

降り出して10分もしないうちに登山道はこの有様。。
ピーク時はシャワークライミングをしているかのようでした。もちろんカッパなど役に立たず全てがズブ濡れに。
一番大変な6合目までを過ぎていたこともあり、誰にも引き返すという選択肢はなく(もちろんガイドにも)ずぶ濡れになりながらついに粟ケ岳登頂!【11:40】

もはやゆっくりカメラなど出していられません。すぐに下山です。
少しでも休憩しようものなら山蛭が襲いかかってきます!
全く気が付きませんでしたが1箇所、見事に血まみれになりました。。

下山後全員でくまなくヒルチェックをしたところ、カッパの内側と靴に平均5〜10匹ほど潜んでましたよ。。恐ろしや。。
さらにお風呂で裸になるとさらに出るわ出るわ。。。タイツの中だろうがお構いなしに侵入されてました。。

(家に帰ってからザックを干したらさらに2匹いました。。。)
あまりのズブ濡れ加減に変なテンションになりながら下山すると最後にトラップが!
なんと猿飛滝が増水で膝上水深に!さらにその先も滝行状態。
あの土砂降りで登頂を決行した私のミスです。反省。

危ないのでロープを張って確保しながらの渡渉になりました。そのまま渡れるよ!って猛者もいらっしゃいましたが(笑)安全第一で!
しかし想定外に時間がかかり電車の時間の関係で泣く泣くお風呂は諦めていただくことに。。
【14:30】猿飛滝
【15:50】下山


糸魚川市は過去最高雨量を記録、避難勧告が出て能生インターは閉鎖というとんでもない豪雨の中よく登ったもんだと反省。

いろんな意味で記憶に残る3日間になったと思いますが、参加のみなさんお疲れ様でした!
お風呂入れなかったみなさん、すみません!

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